Location:

Japan

Description:

高校生からの哲学雑誌

Language:

Japanese


Episodes
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概念の脈動性を活写する

10/11/2021
入不二基義さんは、青山学院大学で哲学を教えている。自身の思考は日々、ワープロソフトから描画ソフトまで様々なアプリケーションを駆使して記録する。論文執筆時には、集中して、一挙に書き上げる。そうして蓄積された入不二哲学は、複数の概念の動きを捉え、それらが現れたり潜んだり、伸びたり縮んだり、時には螺旋状に流れたりする様子を活写し、独特な言葉遣いで読者の思考を照らす。 The post 概念の脈動性を活写する first appeared on 哲楽.

Duration:00:55:08

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闇を浮遊する視点から物語を紡ぐ

8/10/2020
清水将吾さんは、大学講師として働く傍ら、東京を中心とした様々な場所で哲学カフェの進行役を務めている。「傍ら…」といっても、清水さんの場合、一方が本業で一方が副業というわけではなさそうだ。「哲学的な謎について人と対話する」ことを中心に据えて、国や分野の境を越えて学びの場を選び、仕事や依頼を受け続けてきた。 The post 闇を浮遊する視点から物語を紡ぐ first appeared on 哲楽.

Duration:00:49:26

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手話で因果論を解体する

8/24/2017
高山守さんは、東京大学で哲学を教えていた。2013年に同大を定年退職した後、社会活動への関心もあり地元の手話講習会に通い始めた。生まれは東京の江戸川区小岩。高校時代の倫理の授業では、教員に敵対心を抱かせるほど「物事の根本を掴まなければ気がすまない」性分だったというう。 The post 手話で因果論を解体する first appeared on 哲楽.

Duration:00:36:52

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第2回現代哲学ラボ音源公開!永井均の哲学の賑やかさと密やかさ

2/15/2016
2015年12月12日にホテル&レジデンス六本木で開催された「永井均氏に聴く:哲学の賑やかさと密やかさ」では、永井均氏をゲストにお迎えしました。「現代哲学ラボ」第2号は、この時に収録した音源をテキストとして再現し、図表と脚注により、詳細な解説を加えました。 The post 第2回現代哲学ラボ音源公開!永井均の哲学の賑やかさと密やかさ first appeared on 哲楽.

Duration:01:05:20

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芙蓉の花と存在の一義性

2/2/2016
山内志朗さんは、慶應義塾大学で哲学を教えている。生まれは山形県。奈良時代に始まったとされる山岳宗教に修験道があるが、その行者である山伏たちが修行した山々のふもとに育った。山中で厳しい修行を行う山伏は明治期に廃業を余儀なくされ、今では体験修行しかできないものの、山内さんの3代前の祖先までは山伏だったため、幼い頃からスピリチュアルなものに関心があったという。 The post 芙蓉の花と存在の一義性 first appeared on 哲楽.

Duration:01:10:18

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不随意な身体のリアリティ

1/22/2016
森岡正博さんは、早稲田大学で哲学を教えている。2015年の春、27年ぶりに関西から関東に戻ってきたばかりだ。7月最後の土曜、首都高速が頭上を走る通りに面した都内のホテルで開催された「現代哲学ラボ」で、話を伺った。 The post 不随意な身体のリアリティ first appeared on 哲楽.

Duration:01:00:33

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音楽と哲学で生きる方向を見定める

2/17/2015
風間コレヒコさんは、週の3日を障害者の自宅介助員として働き、残りの時間をミュージシャンとして活動している。高校時代に、地元の福岡で見たアンダーグラウンド・バンド「人間」のライブに衝撃を受け、直後に友人3人でバンドを結成。ノイズやパンクを織り込んだ音楽作りが、自分が初めて見つけた「夢中になれるもの」だった。 The post 音楽と哲学で生きる方向を見定める first appeared on 哲楽.

Duration:00:53:11

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なぜ子ども時代の問いを持ち続けられたのか

8/31/2014
永井均さんは日本大学で哲学を教えている。哲学好きな読者ならば知らない人はいない、現代の日本の哲学を牽引してきた哲学者の一人だ。34歳で『〈私〉のメタフィジックス』を上梓してから、平均して年に一冊の著作を発表し続けている。難解でとっつきにくいというのが哲学の一般的なイメージである日本国内で、このペースで新刊本が次々に書店に並べられる、作家としての哲学者は数少ない。過去には、朝日新聞や日本経済新聞でもその随筆が連載され、大学で高校生と保護者向けの説明会を開けば、愛読者も詰めかける。それが哲学者、永井均さんだ。桜の新緑が眩しい4月のある日、編集部に永井さん自ら自転車で駆けつけて下さってインタビューが実現した。 The post なぜ子ども時代の問いを持ち続けられたのか first appeared on 哲楽.

Duration:00:49:35

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「あいだ」と〈私〉をつなぐ西田幾多郎の「場所」

8/29/2014
木村敏さんは、長年にわたり、精神的な病の診断にまつわる哲学的論考の執筆活動を精力的に続けて来られた。ご専門の精神病理学の分野ではもちろんのこと、2003年に『木村敏著作集第7巻』で和辻哲郎文化賞を受賞されたことからわかるように、哲学の分野でも高名な精神科医だ。国語の教科書にも掲載されているので、その美しい文体は、高校生にも馴染みがあるかもしれない。2014年夏、日本三大祭りの祇園祭の中日、京都市三条通りにある研究室を尋ねた。 The post 「あいだ」と〈私〉をつなぐ西田幾多郎の「場所」 first appeared on 哲楽.

Duration:00:48:02

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防災道徳の授業で子ども達の行動する力を養いたい

5/29/2014
藤井基貴さんは、静岡大学教育学部で防災教育に取り組んでいる。 大学時代、カント研究に従事していた藤井さんは、静岡大学への着任をきっかけに道徳教育に携わるようになった。大学で学んだカント哲学と、義務教育のなかの既存の道徳教育には乖離があるように思えたものの、2009年春から、教員を目指す学生達とともに道徳教育の教材の開発・実践を始めた。 The post 防災道徳の授業で子ども達の行動する力を養いたい first appeared on 哲楽.

Duration:00:29:34

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働き世代のための科学広場を作りたい

5/29/2014
立花浩司さんは、北陸先端科学技術大学院大学の社会人学生として、文化人類学を専門とする教員のもとで科学技術と社会に関する知識科学を研究している。大学の農学部を卒業後、バイオ系の実験機器・試薬を製造販売する会社に就職した。 The post 働き世代のための科学広場を作りたい first appeared on 哲楽.

Duration:00:39:22

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ゲーテと染織と :「人間が発見すれば秘密が解き明かされる」

5/20/2014
志村さんとゲーテ の出会いは、不思議な縁でめぐってきた。志村さんが柳宗悦の民藝運動に共感して苦闘のすえ染織家になり、詩人の大岡誠さんの進めで本を出版するその間に、 高橋義人さんの著書を通じて、ゲーテの色彩論を手にしたのがその始まりだ。植物から緑色を出すことがどうしてもできないことに悩んでいた時の、まさにそこ から視界が切り拓けるような出会いだった。 The post ゲーテと染織と :「人間が発見すれば秘密が解き明かされる」 first appeared on 哲楽.

Duration:00:38:18

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異なる価値観を受容するための論理性を定義したい

1/28/2014
当時関東地域の保育園で行われていたのは、放射線の専門家を招いた、放射線の知識を「情報提供」する説明会が一般的だったなかで、村上さん達は「情報収集」に徹した。(『哲楽』第5号、p.10) The post 異なる価値観を受容するための論理性を定義したい first appeared on 哲楽.

Duration:00:32:31

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報道写真家の哲学

1/28/2014
今城力夫さんは、元報道写真家で哲楽を1号からご愛読頂いている一人だ。1939年に台湾で生まれ、終戦時は6才だった。中学生になった頃、父の薦めで自宅にあったドイツ製のカメラで写真を撮るようになり...

Duration:00:40:59

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実は私哲学徒でした:沖縄の哲楽家、紀々さんに聴く

9/28/2012
本誌の創刊以来、ずっと気になっていた一人の女性がいた。本誌『哲楽』と同じく、 「楽しい」という漢字を当てた、哲楽家という肩書きをもつ紀々さん、その人だ。(『哲楽』第4号、p.55より) The post 実は私哲学徒でした:沖縄の哲楽家、紀々さんに聴く first appeared on 哲楽.

Duration:00:35:25

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哲学オリンピックで知った、哲学の共有可能性

9/28/2012
梶谷真司さんは、東京大学の駒場キャンパスで哲学と比較文化を教えてい る。前任校の帝京大学では、学生が就職活動用の自己 PR 文章をなかなか書けない実情に直面し、東大に移った後は、質問できない学生が多いことにショックを受ける。(『哲楽』第4号、p.37) The post 哲学オリンピックで知った、哲学の共有可能性 first appeared on 哲楽.

Duration:00:37:47

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自分がそうとしか生きられない「生きやすさ」を目指す

9/27/2012
本間直樹さんは、大阪大学文学部で哲学を教えている。文献を講読するスタイルの授業以外にも対話に関するワークショップ形式の授業を担当している。(『哲楽』第4号、p.29) The post 自分がそうとしか生きられない「生きやすさ」を目指す first appeared on 哲楽.

Duration:00:26:00

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率先してつまずき、ゆっくり・じっくり考える時間を作る

9/27/2012
土屋陽介さんは、立教大学と茨城大学で哲学を教えている。「懐疑論」と呼ばれる哲学の問題を専門にして、大学の学部生から博士課程までのたっぷり10年間、真面目に取り組んできた。(哲楽第4号p.21より) The post 率先してつまずき、ゆっくり・じっくり考える時間を作る first appeared on 哲楽.

Duration:00:30:19

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「生きる意味」、高校倫理の授業で生徒と考える

9/27/2012
綿内真由美さんは、長野県の公立高校で倫理を教えている。信州大学で哲 学を学び、お茶の水女子大学大学院に進学。 大学院在籍中に高校の教壇に初めて立った経験が忘れられず、故郷の長野県で、高校の教員になった。大学院て […] The post 「生きる意味」、高校倫理の授業で生徒と考える first appeared on 哲楽.

Duration:00:21:51

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子どもは大人の社会を小さくしたものをそのまま生きるべき

9/17/2012
大学生の頃の河野さんは、より実践的な問題として、心身問題や現象学を通して、 身体と言葉の関連について研究テーマを設定し、フランスの哲学者であるメルロ=ポンティのテキストを読み込んだ。博士論文を提出した1995年は、 […] The post 子どもは大人の社会を小さくしたものをそのまま生きるべき first appeared on 哲楽.

Duration:00:41:24