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Business & Economics Podcasts

「QTnetモーニングビジネススクール」の毎日のオンエア内容をポッドキャスティングやブログでお届け。パソコンはもちろん、スマートフォンでも快適にご覧いただけます。

Location:

Tokyo, Japan

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Language:

Japanese


Episodes
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PCR開発物語2

10/28/2020
前回はPCR検査の「PCR」がどうやって誕生したのかについてお話しました。 PCRというのは、わずかなDNAを増やす技術のことで、その技術を開発したのがアメリカのシータスというバイオベンチャーの社員だったキャリー・マリス博士でした。彼がこっそりと開発していたものが今や世界中で使われるものになったという内容でした。PCR開発物語第二弾の今日は、開発されたPCR技術がその後どうなったのかについてお話しします。 PCR技術は非常に優れた技術ということでノーベル科学賞も受賞したわけですが、それをどう応用出来るかというのは、1990年代当時はそれほど広がっていませんでした。しかし、それと同時期に「ヒトゲノム計画」という人の遺伝子の全ゲノムを決める世界的なプロジェクトが発足されました。生物学のアポロ計画と言われたこのプロジェクトにより、人を始め様々な動物や植物の遺伝情報が解読されていき、これに伴ってPCR技術も爆発的に普及していきました。 では、様々な生き物の遺伝情報が明らかにされていくことと、僅かなDNAを増やしていく技術であるPCR技術がどう結びついていったのでしょう。...

Duration:00:08:09

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PCR開発物語1

10/27/2020
前回は、新型コロナウイルスの感染拡大により急速にテレワークが広がる中、テレワークが適している職場とはどんな職場なのか、インフラやセキュリティ面の充実はもちろんのこと、個人にどれだけの裁量権があるのかどうかが重要だというお話でした。 緊急事態宣言が出たのが4月だったことを考慮すると、おそらく多くの職場において、新入社員や異動した人に対しては、裁量権の前にどうコミュニケーションをとるのかといった問題があるかと思います。今日は、そうした新しく関わる方々とのコミュニケーションの方法についてお話しします。 その解決策としては、リアルでお会いしている時以上にコミュニケーションの機会を意図的に沢山作るしかありません。私自身も経験したことのない事態ですから、これが最善策かどうかはわかりません。...

Duration:00:08:09

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コロナ禍でのメンタルヘルス2

10/26/2020
前回は、新型コロナウイルスの感染拡大により急速にテレワークが広がる中、テレワークが適している職場とはどんな職場なのか、インフラやセキュリティ面の充実はもちろんのこと、個人にどれだけの裁量権があるのかどうかが重要だというお話でした。 緊急事態宣言が出たのが4月だったことを考慮すると、おそらく多くの職場において、新入社員や異動した人に対しては、裁量権の前にどうコミュニケーションをとるのかといった問題があるかと思います。今日は、そうした新しく関わる方々とのコミュニケーションの方法についてお話しします。 その解決策としては、リアルでお会いしている時以上にコミュニケーションの機会を意図的に沢山作るしかありません。私自身も経験したことのない事態ですから、これが最善策かどうかはわかりません。...

Duration:00:08:09

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コロナ禍でのメンタルヘルス1

10/25/2020
新型コロナウイルスの影響により、みなさんテレワーク・リモートワークでお仕事をする機会が増えたのではないでしょうか。今日は、テレワークに適している職場とはどんな環境なのかについてお話します。 4月7日に緊急事態宣言が発令されて半年程経ちますが、スムーズにテレワークに移行できた会社と、なかなか難しい会社とあると思います。また、同じ会社の中でもスムーズに進んだ面と、なかなか導入が難しい面など、環境の違いによって様々な違いが出てくると思います。 では、テレワークが適している職場というのは具体的にどういう職場なのでしょうか。 サービス業のようにどうしてもその場に行かなくてならない仕事は除いてオフィスワークに限定して考えた場合、テレワークができる職場と出来ない職場の違いとして一番に考えるのは「インフラの整備」です。...

Duration:00:08:09

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自動車産業のこれから(3):自動運転

10/21/2020
前回から自動車業界の今後を表すキーワードとしてCASEをとりあげています。すでにConnectedについてはお話ししました。今日は、二番目の要素である自動運転についてお話してみたいと思います。 まず、自動運転にはいくつかのレベルがあります。まずレベル1は、車が前後もしくは左右の制御を自ら行うというものです。例えば、前方や後方に障害物を検知した際に自動ブレーキをかける機能や、高速道路などで前方の車についていく機能。あるいは、車線から左右にはみ出ないようにハンドルを操作するような機能。こうしたもののいずれかを車が行うというケースがレベル1です。レベル1は、すでに市場に普及している機能と言えます。...

Duration:00:08:09

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自動車産業のこれから(2):Connected

10/20/2020
自動車業界で今後の車と社会の行く末を巡って、CASEというキーワードが話題になっています。CASEというのはConnected、Autonomous、Shared & Services、Electricという英単語の略です。それぞれ、常時接続(Connected)、自動運転(Autonomous)、シェアリング(Shared & Services)、電動化(Electric)という意味があります。今日はこの中で、Connectedについてお話してみたいと思います。...

Duration:00:08:09

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教育のコロナ対応

10/19/2020
今日は、教育のコロナ対応という話をしたいと思います。今、秋学期が始まったところですが、秋学期を遠隔でやるのか対面でやるのかが問題になっています。アメリカではトランプ大統領が対面にしろと言っていて、日本政府も出来れば対面にしろと言っています。アメリカでも日本でも教員側は対面がちょっと怖いために、アメリカでは結構対面に対する反対ストライキが起こったり、日本でも遠隔でいいじゃないかみたいな話になったりしがちです。小中高は日本では10%くらいしか遠隔が出来ていません。結局、小学生とか中学生がパソコンを持っていなかったり、家でネットが繋げなかったりするため、小中高ではほとんど遠隔が出来ていません。大学になると大体遠隔で、更に言うと、遠隔と対面の両方をやっているというのがマジョリティです。...

Duration:00:08:09

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世界のコロナ

10/18/2020
今日は世界のコロナの話ですけど、過去のパンデミックで大きいものを知っていますか。100年前のスペイン風邪やアジア風邪・香港風邪、SARSとかMERSがありました。では、今回のCOVID-19の死者数はどのくらいの規模でしょうか。SARSやMERSよりはもちろん多いですけれども、スペイン風邪は一桁違います。5億人ぐらい罹ったと言われていて、5,000万人ぐらい亡くなったと言われています。アジア風邪と香港風邪は亡くなった方が200万人とか100万人ぐらいなので、香港風邪を越えてアジア風邪に近づいているかなという感じです。...

Duration:00:08:09

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ビジネスに関係した英語表現(45):産業名(3)

10/14/2020
今日はビジネスに関する英語表現で、シリーズの産業名称についての三回目です。毎回同じ話からですが、これは総務省の日本標準産業分類にある用語で、日本語で書かれているものですが、それを英語として訳すとどうなるか、オフィシャルなものではありませんが、私が調べてお知らせしているものです。 今日は、鉱業です。「コウギョウ」と言っても日本語の「コウギョウ」は色々あります。かねへんに広いの「鉱業」です。 先ずは炭鉱、鉱山の事を英語でmineと言います。「私のもの」というmineとスペルも音も同じですが、別の単語です。I、my、me、mineのmineと一緒です。「鉱業」自体は、mining...

Duration:00:08:09

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英国における異文化(46):「ハリー・ポッター・スタジオ」

10/13/2020
英国における異文化のシリーズですが、ここのところロンドン地区とそれ以外の地区を交互にお話をしています。今回はロンドンの周辺で有名なハリー・ポッター・スタジオのお話をさせていただきます。 最近では映画が終わってかなり経つので、映画を見ていないという人もかなりいらっしゃいます。日本でもこれに類したものを作るという計画があるようなのですが、原作者は皆さんもご存知の通りJ・K・ローリングというスコットランドの方です。ハリー・ポッターシリーズは色々な所に縁の地がありますが、何といってもハリー・ポッターの関係で一番の観光地と言えばここハリー・ポッター・スタジオです。ロンドンから電車で少し時間がかかるところで、どうしても丸一日は時間が必要な場所と覚えておいていただければと思います。とても1時間や2時間で終わらせるような所ではありません。 正式な名称は「Warner Bros. Harry Potter Studio...

Duration:00:08:09

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消費税減税は景気対策に向かない

10/12/2020
今日は、消費税減税は今回の不況に対する景気対策には向かない、という話です。「新型コロナ不況への対策として消費税を一時的に減税しよう」という人が少なからずいるようですが、それには賛成できない、という事です。 最初に誤解がないように申し上げておきますと、私は消費税は好きではありません。財政が赤字だから消費税を増税しよう、という財務省の考え方には賛成できません。仮に将来増税するとしても、消費税以外の税を増税すべきだと考えています。 しかし、その私が、景気対策としての消費税減税には賛成できない、と言っているわけです。理由は、必要な所に支援が届かないこと、不必要な景気の変動を作り出してしまうこと、などです。 今回の不況は、特定の狭い範囲の業種に影響が集中しています。その代表が観光業でしょう。そして、我々が観光に行かないのは、消費税率が高いからではなく、金が無いからでもなく、新型コロナが怖いからです。...

Duration:00:08:09

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銀行は新型コロナで苦しい

10/11/2020
今日は、銀行の経営が苦しい、という話です。ゼロ成長、ゼロ金利に長い間苦しめられてきた銀行に、追い討ちをかけるように新型コロナ不況が襲っているわけですから、苦しいのは当然ですね。ゼロ成長で銀行が苦しいというのは、一般企業は、ゼロ成長だと生産も販売も売り上げも利益も去年と同じですが、銀行は違う、という事です。借り手企業は、生産量が去年と同じだと、新しい工場を建てたりしません。したがって、利益の一部を株主への配当に回して、残った資金は銀行への融資返済に使うわけです。 つまり、銀行にとっては、日本経済がゼロ成長だということは、貸出が減って行く、つまり商売がマイナス成長だ、という事になるわけです。貸出が減っては困るので、ライバルの銀行から客を奪おうとして金利を下げますが、ライバルの銀行も同じように金利を下げるので、結局客を奪う事ができずに金利を下げただけに終わる場合が多いようです。銀行にとっては日本経済のゼロ成長は「去年並みの利益」ではないのです。...

Duration:00:08:09

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コロナ危機とキャリアについて④

10/7/2020
これまで「コロナ危機とキャリアについて」というテーマでお話してきました。最終回の今回は、これまでの話の総括として、ビジネスだけではなく世の中全体で何が起きているのか。それによって私たちは、今どう振る舞うべきなのかということをお話します。 今回のタイトルは「コロナ危機」をベースにしていますが、今起きていることはテクノロジーによる社会変化がコロナによって一気にアクセル全開になり、ブレーキが効かなくなってしまったというような位置付けではないかと考えています。従来は5~10年スパンで変わるだろうと考えられていた社会変革が、新型コロナウイルスによって一気に起こってしまいました。...

Duration:00:08:16

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コロナ危機とキャリアについて③

10/6/2020
「コロナ危機とキャリアについて」というテーマでお話しています。 今回のコロナ危機により、全授業をオンライン授業にしたことで様々な気づきがありました。今日は、コロナ危機により教育の世界がどう変わってきたのか。中でもオンライン教育に注目して、どういった可能性があるのかについてお話します。 従来の授業では、「生徒がクラスの前で話す講師を見る」という世界で座席によって講師との距離が異なりましたが、オンライン授業になると、画面の中にある約25~30個の箱に先生をはじめ他の生徒の顔が同じように並んでおり、生徒と講師との距離の差はなくなり、生徒から見ると先生は「たくさんの中にいる一人」に過ぎない、という見え方の違いが出てきました。このことによる影響は非常に大きいと思います。...

Duration:00:08:19

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自己中心性バイアス

10/5/2020
今日は「自己中心性バイアス」についてお話します。 まずは例題からお話をします。 夏休みにハイキングをしていた3人組がいました。ハイキングの途中で激しい雨が降ってきたので、3人はたくさん木が生えている森林地帯まで移動して雨風が過ぎていくのを待ちました。雨が止んで天気が回復してハイキングの続きをしようとしたのですが、元の道が分からなくなり道に迷ってしまいました。だんだんと日も暮れてきて、持っていった食べ物と水も無くなってしまいました。 ここでみなさんに一つ質問です。深く考えなくていいので直感で思った答えを教えてください。 質問1:ハイキングをしていた3人にとって「喉の渇き」と「空腹感」はどちらがつらいと思いますか。 質問2:「喉の渇き」と「空腹」について、今のみなさんにとって辛く感じているのはどちらですか。...

Duration:00:08:17

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身体化された認知

10/4/2020
今日は「身体化された認知」についてお話します。 最近肌寒さを感じる日もありますが、「肌寒いな」と感じる時に同時に沸き起こる感情(何かをしたいなと思うこと)はありますか。 肌寒さを感じると、温かい飲み物を飲んだり毛布にくるまったりするとほっこりとした気持ちになると思いますが、この様に私達が考えていることや行動は、知らず知らずのうちに私達自身の身体感覚の影響を受けていることがあります。それを「身体化された認知」と呼びます。 ちなみに、私が以前住んでいた所の近くには銀杏が植えられた公園があり、銀杏の葉が落ちる11月頃になると一面黄色の絨毯が敷かれたかのようになります。11月と言えば朝も冷え込む頃で、朝が弱い私はなかなか気分が上がらないのですが、家を出てその黄色の葉で埋め尽くされた公園に朝日が差し込んでいる光景を見ると、「きれいだな」と思うと同時に自分の気分も少し上がっていく感じがしました。...

Duration:00:08:14

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短期エグゼクティブプログラムの紹介

9/30/2020
毎年、九州大学ビジネススクールでは短期エグゼクティブプログラムを行っています。短期エグゼクティブプログラムは2010年に始めて2019年の去年まで10回で165人卒業されました。今年で11回目になります。原則対面で今年もやろうと思っていて、博多駅ビルやレファレンス大博多ビルで、11月から3月にかけて主として日曜日にやる予定です。平均で30歳代を対象とするビジネススクールのMBAプログラムと違って、40歳代~50歳代の経営幹部の方々が対象です。特色として、皆でアジア視察に行くだとか、個人プロジェクトとしてアジアで新規事業を考えるというのをこれまでやってきました。今年はアジアに行けそうもありませんが、どこも行かないという選択肢はあまりとりたくないのです。皆でバスに乗ってどこかに見に行くと一気に仲良くなれるので、アジア視察に行けなくても国内視察に行くことを考えています。 今年は、皆コロナで大変ではありませんか?...

Duration:00:08:10

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日本の夏コロナ

9/29/2020
今日は日本の夏コロナという話です。もう随分長いこと毎日のように新型コロナウイルスの話をしているので、いくつかの重要ポイントについて質問してみようかと思います。1つ目は、現在感染者という言葉を知っていますか? 累積感染者マイナス累積死者マイナス累積回復者を、現在感染者数といいます。現在感染者数が4月の末に1万人くらいになり、7~8月位に2番目のピークが来ました。1万4千人位になった後、9月26日時点での現在感染者数は5,500人くらいまで減っています。そういう意味で、8月のピークの半分くらいに減ってきたのです。 2つ目の質問ですけど、日本の死者は9月26日時点で1,546人ですが、世界やアメリカではどのくらい死亡しているかご存知ですか? あまり色々な数字が出て来るので、数字は覚えていないでしょう。日本は1,500何人というところで、世界は100万人くらい死亡していて、アメリカが20万人くらいです。...

Duration:00:08:10

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財政は破綻しない

9/28/2020
今日は、財政は破綻しない、という話です。新型コロナ対策で財政の赤字が拡大しています。従来から日本の財政赤字は巨額で財政は将来は破綻する、と心配していた人がいましたが、そうした人が増えているかも知れませんね。でも、大丈夫です。 まず、極端な話を3つしましょう。第一に、日銀に紙幣を印刷させて政府の借金を全部返してしまう事ができます。もちろんこれは禁じ手ではありますが、最後の手段はある、という事です。第二に、財産税をかけることです。家計の資産は金融資産だけで1800兆円ありますから、これに6割の財産税をかければ、政府の借金は一瞬で返せることになります。もちろん、一度に6割の税では暴動が起きますから無理なのですが、60年かけて1%ずつの税金をかける、という事なら可能だと思います。第三に、数千年、黙って待つことです。少子化によって日本人が最後の一人になれば、その子が個人金融資産1800兆円を相続し、その子が死ねばそれが国庫に入ります。そうなれば政府の借金はすべて問題なく返済できます。...
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アベノミクスはラッキーだった

9/27/2020
今日は、「アベノミクスが景気を回復させたのはラッキーだった」というお話です。 アベノミクスというのは、「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」というる3つの政策のことで、これらは『3本の矢』と呼ばれています。 第一の矢と第二の矢は「需要を増やして景気を良くしよう」というものですが、第三の矢は需要を増やして景気を良くするのではなく「供給を増やそう」というものです。需要と供給がバランスよく増えていかないと経済はうまく成長しません。したがって、景気が回復したという話をする際には、第三の矢については触れないことにしましょう。 第二の矢は「公共投資」のことで、本来であれば景気回復の切り札となるはずのものですが、今回は少し予算を増やしただけで建設労働者が足りなくなってしまい、残念ながら景気を回復させる力としては今ひとつでした。 第一の矢は「金融緩和」です。これには二つありました。一つは0%だった金利をマイナス0.1%に変更したことです。これは理屈上は面白い話がありますが、0.1%ですから大きな影響は無かったため今日は触れないことにしましょう。...