アートのミーム
Arts & Culture Podcasts
美大出身の編集者・鈴木〆太郎とプロダクトデザイナーの染谷昌宏が、美術やデザインについてゆるゆる語るポッドキャストです。 毎週月曜17時ごろ配信中! 美術やデザインのトピックや、作家の紹介などをわかりやすく話します。 【染谷昌宏のデザインプロダクト sugata】 https://www.someya-shouten.jp/
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United States
Genres:
Arts & Culture Podcasts
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美大出身の編集者・鈴木〆太郎とプロダクトデザイナーの染谷昌宏が、美術やデザインについてゆるゆる語るポッドキャストです。 毎週月曜17時ごろ配信中! 美術やデザインのトピックや、作家の紹介などをわかりやすく話します。 【染谷昌宏のデザインプロダクト sugata】 https://www.someya-shouten.jp/
Language:
Japanese
Episodes
#35-4 【近代美学入門 その4】美はモノに宿るのか?人の心に発生するものなのか? 西洋の「美」の変遷
5/20/2024
「美学」がテーマの本シリーズ。井奥陽子さんの『近代美学入門(ちくま新書)』をもとに「アート」や「美術」といった概念の変遷を追っていきます。第4回目は「美」という概念の変遷を紹介します。
「美は人の心の中に存在する」と考えた「主観主義美学」/「美は物の中に宿る」と考えた「客観主義美学」/2000年ほど主流だった「客観主義美学」/道徳的な美しさが含まれた古代ギリシャの「カロス」という概念/マジカロス/ピタゴラスは美しさも数で表すことができると考えた/プラトンは「神は世界を想像する時に数学(幾何学)を使った」と考えた/美しさは比率で表現できる、プロポーション理論/レオナルドダヴィンチも描いた「ウィルトルウィウス人体図」
なぜ客観は主観にシェアを奪われたのか?/科学革命が「美は物の中に宿る」という価値観を育んだ/あれ?宗教の教えと現実が違うぞ/イマヌエル・カントが定義した近代的美学/美は目的や道徳から解放された/美の自律性/美は道徳や政治や社会のルールからは自由であるべきだ/芸術至上主義/僕らはいまだに近代以前のモノサシに影響されている/現代美術に古典的な美を求めると、その欲求は満たされないかもしれない/現代美術を測るモノサシが普及していないのかもしれない
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※美術ファンのゆるゆるトークですので、一部事実と異なる場合もあります。ご容赦ください!
放送時間(計):00:52:02
#35-3【近代美学入門 その3】「クリエイター」は人に使う言葉ではなかった、「芸術家」という概念はどのように生まれたのか?
5/13/2024
「美学」がテーマの本シリーズ。井奥陽子さんの『近代美学入門(ちくま新書)』をもとに「アート」や「美術」という概念の変遷を追っていきます。
第三回目の今回は、「芸術家」という概念が生まれた経緯を紹介します。
18世紀以前、「芸術家」という概念はなかった/世界の創造主に使われてきた言葉が、芸術家にも使われるようになった/「ジーニアス(天才)」「クリエイション(創造)」「オリジナリティ(独創的)」は人間に使われる言葉ではなかった/古来、美術品を作っていたのは職人だった/ほとんどが発注仕事/集団で作品を作っていた/「神のごとき」と讃えられたミケランジェロ/アカデミーの成立や市民革命など、美術を取り巻く社会の変化が「芸術家」を生み出した/17世紀末に生まれた「天才」という概念/「理論や技術では再現できないものこそ価値がある」という思い込み
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放送時間(計):00:43:51
#15-1 【ピカソの生涯・青の時代〜バラ色の時代編】港町生まれの神童が、陰鬱な青春時代を乗り越えていく
5/11/2024
「20世紀最大の画家」と評されたピカソ。誰もが一度は写真や本で、その作品を見たことがあるのではないでしょうか。彼はどのような生涯を歩み、どのような作品を残してきたのでしょうか? 5回に分けてピカソの生涯を紹介する本シリーズ。今回は少年期から24歳までのピカソの歩みを紹介します。
彼が生きたのは「写実的に描かなくてもいい」時代だった/キュビスムの代表的画家/スペインの港町に生まれる/父は絵画教師/たった10歳で写実的な絵を描く神童/14歳で「初聖体拝領」、16歳で「科学と慈愛」を描き上げ、アカデミックな技術を身につけた
19歳でパリに上京、画家の道を歩み始めた/親友の死から「青の時代」に入る/陰鬱な青一色の絵/22歳で「人生」を描き上げ、青の時代と決別
23歳でパリに移住、貧乏アパートに住む/友人・恋人・仕事仲間、新たな出会いで人生が好転し始める/色彩を取り戻した「バラ色の時代」/青の時代の名残が残る「パイプを持つ少年」/貪欲にアーティストのスタイルを取り込む/26歳、「アビニオンの娘たち」で新たなスタイルに挑戦/少年に祝福を贈りたい
■Twitter : @Artnomeme
■参考文献
・もっと知りたいピカソ 改訂版 (東京美術・大高保二郎著、松田 健児著)
・ピカソ(集英社新書・瀬木慎一著)
・ピカソ作品集(東京美術・大髙保二郎著)
・ピカソ 描かれた恋-8つの恋心で読み解くピカソの魅力(小学館・結城昌子著)
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放送時間(計):00:51:16
#35-2 【近代美学入門 その2】アートはいつから「美術」を指す言葉になったのか?
5/6/2024
「美学」がテーマの本シリーズ。井奥陽子さんの『近代美学入門(ちくま新書)』をもとに「アート」や「美術」という概念の変遷を追っていきます。
第二回目の今回は、アートはいつから「美術」を指す言葉になったのか? をテーマに、アートという言葉の変遷を紹介します。
まずは第一回のおさらいから/自由なアートと機械的なアートは、それぞれの時代で変化してきた/新旧論争が変えた「自由なアート」/「機械的なアート」を変えた、社会構造の変化
シャルル・バトゥーの「同一の原理に還元された美しい諸技術」/バトゥーが論じた3つの技術/18世紀末にようやく、「アート」というだけで「美術」を指すようになった/18世紀のアートと現代のアートは異なるもの/私たちは無意識のうちに近代的な芸術の概念を前提にしている/無意識に西洋を中心に考えている/次回は「芸術家」という概念の変化を紹介します
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放送時間(計):00:50:39
#35 【近代美学入門 その1】古代ギリシアでは農業も医学もアートだった
4/29/2024
今回のシリーズは「美学」。「美しい」とは何なのかを考える哲学の一種です。本シリーズでは、井奥陽子さんの『近代美学入門(ちくま新書)』をもとに「アート」や「美術」という概念の変遷を追っていきます。
「なぜこれがアートなの?」その疑問に答えたい/「美しい」という概念は歴史の中で変化してきた/スタートは古代ギリシア・ローマ時代/美術の歴史は西洋社会に引っ張られている/アートとは学芸(人の間で教えられる技術)だった/詩・絵画・演劇・音楽はもちろん、狩猟術・農業技術・料理術・医学もアートだった/ミメーシス(模倣の技術)/精神を使う「自由なアート」と、体を使う「機械的なアート」/ふたつのアートの間にあったヒエラルキー/現代と古代では「アート」の捉え方が大きく違った/「芸術家」という概念は18世紀に入るまで現れなかった
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放送時間(計):00:27:37
#34 おさるのジョージと子育ての話
4/22/2024
もう一週だけ漫画・アニメ回が続きます。今回は染谷さんが好きなアニメ「おさるのジョージ」と子育てについて話します。
実はニューヨーク在住のジョージ/舞台設定がよくできている/自身の育児経験と照らし合わせてジョージを見ると……/ジョージを絶対に怒らない黄色い帽子のおじさん/4歳児の頭脳とトップアスリートの身体能力/言葉を喋れないから意図を想像するしかない/もっともらしいことは言えるけど、人は自分の意図を全て説明できない/ドラえもんとは明確に違うキャストの構造/子供は意外と世界の法則を理解している/個々人が独自のルールで動いている/などなど
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放送時間(計):00:55:22
#33 漫画と身体感覚、あるいはダンジョン飯と野食系YouTuberの話
4/15/2024
興が乗ってしまったため、前回に引き続き続・漫画回です。
今回お話しするのは、漫画と身体感覚について。〆太郎がずっと抱えていた漫画に対する違和感を、「ダンジョン飯」にからめて話します。
漫画の刃物切れすぎ問題/無粋だとはわかっていても、実際そんなに切れないよ/彫刻学科で体験した素材の重さと抵抗感/1mのノコギリで、一日中丸太を切る実習/漫画は記号でできている?/漫画はデータが圧縮されてるから面白い
「ダンジョン飯」は身体感覚が刺激される/ダンジョンでモンスターを狩って食べていく/腹も減るし、消化もされる、けっこうシビアな世界観/モンスターの臭いや肉を切る抵抗感が感じられる作品/スライムの干物が食べたい
ファンタジー世界ではいつご飯を食べるんだろう?/魔法で全部解決してる?/「ダンジョン飯」を見ながら野食系YouTuberを楽しむ/この魚やこの野草はどんな味がするんだろう?/ベニテングダケの味を確かめる人々(特殊な訓練をつんでいます)/体験と作品がリンクするから心に響く/多くの人は魔王を倒さない
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放送時間(計):00:41:06
#32 あなたが好きな漫画やアニメはなに? 僕らのチョイスは「手塚治虫の実験アニメ」と「キン肉マン」
4/8/2024
絵巻物の鳥獣戯画などのように、昔から日本人は、時系列に沿って展開される物語を楽しんできました。
ゆえに、漫画・アニメ・ゲームの一部の作品は、美術の系譜に連なっているのではないか。アートのミームのふたりはそんなことを考えています。
そこで今回は解釈を広げて、パーソナリティのふたりが好きな漫画やアニメの作品について話してみました。
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放送時間(計):00:49:38
#31 名画はなぜ名画なのか?『絵を見る技術』に学ぶビジュアルリテラシー
4/1/2024
名画はなぜ名画と評されているのか?その理由を探り、絵を見る技術を体型的に学ぶために、書籍『絵を見る技術(秋田麻早子 著)』を読みました。今回はその中から、導入部分を紹介します。 絵を見る技術は学べるんです/絵を見る技術って学校で習った記憶がないですよね?/絵画を鑑賞するコツは、ビジュアルリテラシーから学べる/センスは学習できるもの/そこで紹介したいのが『絵を見る技術』 鑑賞力の型を学ぼう/6つの章立て/主役となるフォーカルポイント/主役に視線を誘導するリーディングライン/バランスがいい構図とは?/色使いは絵の印象をどう左右するのか?/絵画は論理的に構築されている/名画は情報の塊/何をどこにどう配置するかで、絵の見え方がガラリと変わる/名画の多くはロジカルに描かれていた 書籍の導入部分を簡単に紹介/フォーカルポイントは人が自然に目を向けてしまうもの/視線を誘導するためにリーディングラインを意図的に配置していた/典型的な5つのフォーカルポイント/画家は何を描きたかったのか?主題を読み解く ダヴィンチの「最後の晩餐」から読み解くフォーカルポイントとリーディングライン/ヒントは明暗とパース、登場人物の視線/とっかかりができると、鑑賞の楽しさがわかってくる/ビジュアルリテラシーはデザインにも応用できる?/制作する人にもおすすめしたい本 ▼今回紹介した『絵を見る技術 名画の構造を読み解く』 https://amzn.asia/d/dvBKIyM ▼お便り・アンケートフォームはこちら ⇨https://forms.gle/tVTAUjro49aaMva99
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放送時間(計):00:32:25
#30 制作の止め時がわからない
3/25/2024
絵や文章や作品など、何かを制作(創作)していると止め時がわからなくなることがあります。
手を入れすぎて、「手を入れる前の方がよかったな」と思うこともしばしばあります。時間と労力をかければ、必ずしも良い作品になるわけじゃない。この問題にどう向き合っているのか? 〆と染がトークしてみました。
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放送時間(計):00:25:05
【RoadVoice 上野編】日本美術を見るならここ!日本最大級のコレクションを有する「東京国立博物館」
3/23/2024
ポットキャストの音声を地図上に設置できるアプリ「RoadVoice」のスポンサードで作成したエピソードです。
今回は上野周辺の美術館や博物館のなかから、「東京国立博物館」の常設展を紹介します。
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放送時間(計):00:07:11
【RoadVoice 上野編】モネやピカソやロダンがいつでも鑑賞できる、「国立西洋美術館」の常設展
3/23/2024
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今回は上野周辺の美術館や博物館のなかから、「国立西洋美術館」の常設展を紹介します。
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放送時間(計):00:06:56
【RoadVoice 上野編】あの東京藝大の空気が味わえる穴場のアートスポット「藝大アートプラザ」
3/23/2024
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放送時間(計):00:05:55
#29 誰かに話したくなるお守り、BRIDGE KUMAMOTOの「熊本城瓦御守」
3/18/2024
今回は定番企画になってきた「なるほどプロダクト」の第3回目。熊本震災にちなんだお守りを紹介します。
はじめてお守りを買いました/ブルーシートでできた真っ青なお守り/表には、2度と落ちない「後来不落(こうらいふらく)」の文字/廃棄予定のブルーシートを回収・洗浄して再利用したプロダクト/袋の中には熊本城の瓦の破片入り/誰かに話したくなるストーリー/語り部がいれば、忘れられることはない/必ず実現すべきは「売れること」/BRIDGE KUMAMOTO
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放送時間(計):00:22:47
#28 【2024年版】アートとデザインの違いってなに? Ver.2.0
3/11/2024
アートのミームは2024年3月で1周年を迎えました。
この1年で様々なテーマを話し合ってきましたが、今回は原点に立ち返って、第一回のテーマ「アートとデザインの違いってなに?」をバージョンアップしてみます。
この一年で〆太郎と染谷の価値観はどう変わったのか? いつも以上にゆるゆるとお送りします。
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放送時間(計):01:04:13
#27 美術館はじっくり見る派?サクサク進む派? 誰かと美術館に行くとペース配分に悩む話
3/4/2024
美術館に行って周りを見ると、じっくり鑑賞される方やサクサク進む方など、さまざまな人がいます。
人によって鑑賞のペースは違いますが、気をつかうのが誰かと美術館に行く時。「本当はじっくり見たいけど待たせるのもよくないし......」「真剣に作品を見てるし、もう少し待った方がいいかな」など、相手のペースに遠慮してしまいます。
そこで今回は、誰かと美術館に行った時のペース配分について話してみました。
ONION RADIOのカワムラさんとオラファー・エリアソン展に行って来ました/自然法則に作品を作らせるアーティスト/「エリアソンはどこにいる?」という遊び
誰かと美術館に行く時はペースに配分迷いませんか?/人によって速度が違うので、気をつかう/なので、〆太郎はソロ活になりがち/美術館はそもそも一緒に過ごすハードルが高い?/空気の読みあいゲーム
染谷さん、娘さんと美術館に行く時、どうしてるんですか?/僕は子どものペースに合わせます/子どもにとっては、どう考えてもプリキュアの映画の方が楽しいじゃないですか/マティス展に行った時は、年表をつくって生涯を予習していった/「社会には正解がないんだよ」と教えたかった/美術は単体で考えるとわかりにくい/社会の歴史やテクノロジーとものすごく関係している
一緒に行く人と共通の課題を持っていくといいかも/どういうふうに見ていくのか、注目ポイントがあると楽しみやすいかもしれない
▼配信で紹介したONION RADIOさんはこちら
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⇨ONION RADIOさんのオラファー・エリアソン回
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放送時間(計):00:31:34
#26-5 ピカソとマティスの初期作品を扱った13人の投資家たち「ポー・ド・ルルス」【画商編5】
2/26/2024
画商シリーズの5回目は、アートファンドの「ポー・ド・ルルス」を紹介します。
1900年代前半、投機目的で10年かけて美術作品を買い集め、ピカソやマティスの初期作品も扱った13人の投資家がいました。果たして彼らの目論見は成功したのでしょうか?
熊の皮(とらぬ狸の皮算用)の意味を持つ「ポー・ド・ルルス」/活動した期間は1904年〜1914年の10年間/中心人物は海運業を営む実業家、アンドレ・ルヴェル/ゴーギャンやゴッホ、キャリア前期のピカソやマティスなど、145点を蒐集/1914年3月のオークションでコレクションは買値の3倍で売れた/売上から経費を引いた利益の20%を作家に還元した/利益の還元は当時でも画期的な出来事だった/「モダンアートは値上がりする(作品もある)」と印象付けたポー・ド・ルルス
画商編はいったんおしまい/経済と美術は結びつくもの/どの画商が欠けていても、近現代の名画は生まれなかったかもしれない/漫才にたとえるとボケとツッコミ/実用性がない商品の価値をプロデュースしてきた存在/サブカルチャーそのものを立ち上げたかもしれない/西洋美術史以外にも美術の歴史がある
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【参考図書】
・画商が読み解く 西洋アートのビジネス史(ディスカヴァー・トゥエンティワン、髙橋芳郎 著)
・ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?(フィルムアート社、フィリップ・フック 著 中山ゆかり 翻訳)
・ビジネス戦略から読む美術史(新潮新書、西岡文彦 著)
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放送時間(計):00:34:24
#26-4 キュビスムに殉じた画商、ダニエル=アンリ・カーンワイラー【画商編4】
2/19/2024
画商シリーズの4回目は、キュビスムの画商「ダニエル=アンリ・カーンワイラー」を紹介します。
ユダヤ系ドイツ人の家庭に生まれたカーンワイラー/金融業を営む裕福な家系/叔父の影響で美術の道へ/貧乏長屋時代のピカソと交友し、「アヴィニオンの娘たち」をはじめて評価した画商
厳格で禁欲的な人物だった/微笑みは好きだったが、ふざけた笑いは嫌いだった/画廊に花を飾らせない/ピカソとブラックの支援者
第一次大戦と第二次大戦で運命を翻弄される/WWⅠで800点の絵を没収された/後ろ盾がなくなり、キュビスムの画家は困窮した/キュビスム=敵国の絵画だった/ピカソのスタイルを変えたWWⅠとカーンワイラーの離脱
画商の領分は「仲介者」であること/画商とは「画家の道から障害をとりのぞき、経済的な不安を味わなくてすむように助ける仕事である」/彼は殉教者だったのではないか?/次回はアートファンドのポー・ド・ルルス
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【参考図書】
・画商が読み解く 西洋アートのビジネス史(ディスカヴァー・トゥエンティワン、髙橋芳郎 著)
・ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?(フィルムアート社、フィリップ・フック 著 中山ゆかり 翻訳)
・ビジネス戦略から読む美術史(新潮新書、西岡文彦 著)
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放送時間(計):00:36:39
#26-3 セザンヌを見出した画商、アンブロワーズ・ヴォラール【画商編3】
2/12/2024
画商シリーズの3回目はセザンヌを見出した画商、アンブロワーズ・ヴォラールを紹介します。
デュラン=リュエルの次の世代/フランスで活躍/21歳の時に法律を学ぶためにフランスに留学/好きが講じて、画廊を開く/セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ルオーなどを扱う/前衛美術が受け入れられやすい時代だった/セザンヌ生涯最後の10年間で、3分の1位の作品がヴォラールの手を通っていった/セザンヌの泥臭さがピカソやマティスに影響を与えた
「どこがいいのか全くわからない」、キュビスムには興味を示さないヴォラール/巨漢で、声はバリトン、用心深いクマのようだった/作品が乱雑に置かれていた画廊/後年には出版活動に集中/一方で、作品の改ざんや買いたたきもしていた/自身を画商ではなく、表現者だと思っていたのかもしれない/次回はキュビスムの画商、カーンワイラー
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【参考図書】
・画商が読み解く 西洋アートのビジネス史(ディスカヴァー・トゥエンティワン、髙橋芳郎 著)
・ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?(フィルムアート社、フィリップ・フック 著 中山ゆかり 翻訳)
・ビジネス戦略から読む美術史(新潮新書、西岡文彦 著)
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放送時間(計):00:36:58
#26-2 近代アートビジネスの父、「印象派の画商」デュラン=リュエル【画商編2】
1/29/2024
画商シリーズの2本目で取り上げるのは「印象派の画商」ポール・デュラン=リュエルです。
1800年代後半に活躍し、モネやルノワールなどを扱ったデュラン=リュエルは、近代アートビジネスの礎を築いた人物。もしかしたら、西洋美術の歴史を変えてしまったかもしれない、彼の活躍を紹介します。
父の代からの、画材屋兼画商の家/絵の具代の代わりに絵を置いていく画家もいた/レンタルや修復を担う店もあった/ドラクロア・クールベ・ミレー、売れるものはみんな売ったデュラン=リュエル
印象派への支援は先行投資だった/15年経ってもまだ売れない!破産しかけたデュラン=リュエル/彼の手法は何が画期的だったのか?/絵をまとめて買い取る/ 展示方法を工夫して付加価値をつけた/ロココで金縁、豪華な装飾はデュラン=リュエルの演出/オークションにサクラを紛れ込ませる/雑誌やカタログを刊行/新天地アメリカで展覧会を開催/ビジネスの王道を歩んだ画商
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【参考図書】
・画商が読み解く 西洋アートのビジネス史(ディスカヴァー・トゥエンティワン、髙橋芳郎 著)
・ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?(フィルムアート社、フィリップ・フック 著 中山ゆかり 翻訳)
・ビジネス戦略から読む美術史(新潮新書、西岡文彦 著)
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