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つほねのあのね〜几帳の向こうの友かたり〜

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★隔週水曜・夜10時更新予定★ 九州在住の兼業占い師<おぎ>と東京在住の編集係<たま>。 高校からの親友ふたりが、古典のこと、平安貴族のこと、 日本語という言語のことなどあれやこれやと語ります。 古語やら古典の登場人物やらがちょいちょい顔を出すのがおぎたま流。 Podcastから聞こえる顔の見えないおしゃべりは、几帳の向こうで盛り上がる 平安時代の女房たちの会話よう・・・? 時代をひらりと飛び越えて、今日も局(つぼね)にやって来た私たち。 「あのね、あのね・・・」と30年変わらぬトークを耳そばだててお聞きあそばせ。 ※語注※ 局(つぼね): 平安時代の貴族の屋敷の一室のこと。後に「お局様」などと人物を示す言葉として転用される。このことについてはいつか熱く語りたい。 几帳(きちょう): 平安時代の可動式のパーテーション。今も神社の神殿などには置いてあって、心ときめく。ついつい見ちゃう。いつか浮舟ごっこがしたい。 友がたり: おぎたまの造語。友達同士が語り合うこと。 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 Twitter https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone

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United States

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★隔週水曜・夜10時更新予定★ 九州在住の兼業占い師<おぎ>と東京在住の編集係<たま>。 高校からの親友ふたりが、古典のこと、平安貴族のこと、 日本語という言語のことなどあれやこれやと語ります。 古語やら古典の登場人物やらがちょいちょい顔を出すのがおぎたま流。 Podcastから聞こえる顔の見えないおしゃべりは、几帳の向こうで盛り上がる 平安時代の女房たちの会話よう・・・? 時代をひらりと飛び越えて、今日も局(つぼね)にやって来た私たち。 「あのね、あのね・・・」と30年変わらぬトークを耳そばだててお聞きあそばせ。 ※語注※ 局(つぼね): 平安時代の貴族の屋敷の一室のこと。後に「お局様」などと人物を示す言葉として転用される。このことについてはいつか熱く語りたい。 几帳(きちょう): 平安時代の可動式のパーテーション。今も神社の神殿などには置いてあって、心ときめく。ついつい見ちゃう。いつか浮舟ごっこがしたい。 友がたり: おぎたまの造語。友達同士が語り合うこと。 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 Twitter https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone

Language:

Japanese


Episodes
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光る君へ日記 第20回 「望みの先に」

5/20/2024
先週の予告で高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)が刃物を持つ様子が流れましたが、これを見たおかげで暗くて重い気持ちで1週間を過ごした「光る君へ」ファンも多かったと思います。そして放映された後の今、おたまの心中を思うにつけ、涙が袖を濡らすのです。 1000年の時を経てもなお、日本の文学史に名を刻む清少納言と紫式部をして、木の枝を持たせ、庭に隠れさせ、そのシーンを目撃させるというのは、NHKも罪深きこと限りなし。なんてことしてくれるの?!という想いを持たざるを得ないよね。とても重くて辛いシーンなのに、二人のことが気になって集中できないという二重三重のトラップに苦しみました。 岸谷為時(藤原為時・岸谷五朗さん)の就職、秋山実資(藤原実資・秋山竜次さん)の活躍、吉田詮子(藤原詮子・吉田羊さん)の自作自演、三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)の地団太と、今回も見どころ満載、胸いっぱいのまま、つぼねに集いました。 さあ、友がたりをいたしましょう、存分に。 <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <おぎ注> 伊周の呪詛:栄花物語には「皇族しか行ってはいけない呪いを臣下である伊周がこっそり行っていた(おぎ訳)」とある。 「源氏は息子を信用していない」:源氏の息子である夕霧は、こっそり覗いた紫上の美しさに心惹かれ、しかもそれを源氏に気付かれたため、源氏は夕霧を警戒していた。源氏は女性の悩みには疎いが、こういう警戒心は鋭い。 ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意! <参考> 「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pR0gv9aQzJ/ 【用語集】第20回より 省試/文章博士 ほかhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p6qAJKZb16/ <出典> 『ビギナーズ・クラシックス日本の古典・権記』 藤原行成著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫https://www.kadokawa.co.jp/product/322103000169/ 「栄花物語 上」 岩波書店 日本古典文学大系 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com をしへて! 倉本一宏さん ~漢詩ではない? 越前守となった藤原為時の詩の謎!https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pOe5PADJ0O/

Duración:00:57:26

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#30 蜻蛉日記 妄想キャスティング

5/15/2024
大河ドラマ「光る君へ」が残りおよそ30回というところまで進んでおります。その毎回を存分に楽しんではいるのですが、たまの心にくすぶるのが「道綱ファミリーのストーリーをもっと取り上げてほしい!」「サイドストーリーを語りたい!」という想いです。 ドラマの中では酸いも甘いも味わい尽くした熟年夫婦として描かれた藤原兼家と道綱の母ですが、若い頃はどんなふたりだったのでしょうか? 杉本苑子さんの『私家版かげろふ日記』を読んだおぎとたまには、それぞれどんなストーリーが心に残ったのでしょうか?お互いのお気に入りシーンを友がたりいたします。 おぎたまの大好物「妄想キャスティング」もしましたのでこちらもどうぞお楽しみに。 ではでは、今宵も几帳の向こうで耳をそばだててくださいませ。 <時のしおり> (00:00) あと30回?まだ30回! (03:19) 蜻蛉日記はどこがすごいのか (07:35) おすすめの現代語訳本 (10:19) 段田兼家&財前寧子カップルもいいですが (12:38) 妄想①美男美女・華やか喧嘩カップル (17:00) 夫婦で双六!兼家のご機嫌取り (20:50) 妄想②史上最大!ツンデレ女とそつなし男 (25:44) “正妻扱い”でご機嫌♪からの・・・ (28:32) 道綱母は何のために日記を書いたのか (32:29) 蜻蛉日記は自分を映す鏡なり (35:35) 素直になれぬ道綱母的な人へ <おぎ注> 青本・青:岩波書店の「新日本古典文学大系」というシリーズ物。古典を学ぶための基本である原文が載っている。自室の本棚に並ぶ様を見るだけでおぎはニヤニヤしてしまうほど大好きだ。 末摘花(すえつむはな):源氏物語に登場する不細工キャラの姫君で「ザ・待つ女」の代名詞。 ※おぎがわかりやすく説明しているだけなので、テストに書いてもマルはもらえませんのでご注意ください! <参考文献> 『私家版かげろふ日記』杉本苑子 講談社文庫 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000202419 電子版はこちら → https://www.amazon.co.jp/%E7%A7%81%E5%AE%B6%E7%89%88-%E3%81%8B%E3%81%92%E3%82%8D%E3%81%B5%E6%97%A5%E8%A8%98-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9D%89%E6%9C%AC%E8%8B%91%E5%AD%90-ebook/dp/B07TGGYY8W 「土佐日記・蜻蛉日記・紫式部日記・更級日記」岩波書店 新日本古典文学大系 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

Duración:00:40:53

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光る君へ日記 第19回 「放たれた矢」

5/13/2024
おたまは激怒した。「矢が放たれるまでが長すぎる!!!!」と。いや、確かに、矢がなかなか放たれなくてやきもきはしましたけれども、今回もそのやきもきを忘れるほどの盛りだくさんな内容でございませんでした?本郷花山(花山院・本郷奏多さん)の竜顔も素敵でしたし。 今回の伊周は本領発揮といったところでしたね。妹である中宮・高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)だけでなく、帝である塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)にまで「皇子ハラ」をぶちかますとは!うっかりおぎが名付けるほどに厭味ったらしい様でしたね。そして、それを煽る隆家も降り切れてて面白き殿御ではございませんか! たまは定子・清少納言・紫式部が並んだ姿に感慨深げなご様子。枕草子のあのくだりや、紫式部集のあの一文が書かれたのはきっと・・・!!!そんな期待が高まっているようです。 そうだ!いとさん!10年の時を経て、岸谷為時(藤原為時・岸谷五朗さん)が昇進ですってよ!!!これはもう就職まであとわずかってことですよ!良かったですね、殿をお支えした甲斐がありましたね・・・。 さあさあ、かりんとうは持ちましたか?今宵もつぼねに集って友がたりをいたしましょう。 お詫び 配信の中で源俊賢のことを「としたか」と呼んでいますが、「としかた」が正解です。きちんと確認しない辺り、伊周の脇の甘さを笑っていられません。「としかた」と漢字練習帳に100回書きます。 <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <おぎ注> 山本淳子先生:おぎたまが敬愛してやまない平安文学研究者。京都先端科学大学人文学部教授。『枕草子のたくらみ』など「光る君へ」の時代にまつわる著書が多数。 玉鬘の蛍のシーン:『源氏物語・蛍』に登場するワンシーン。源氏の養女である玉鬘のもとに貴公子が訪れた際に、源氏が部屋に蛍を放って若い二人を動揺させるというしょうもないいたずらを仕掛けた。 権記:藤原行成が残した業務日記。残念ながら自筆本は残されていない。 御堂関白記:藤原道長が残した業務日記。自筆本とそれを写した古写本が残っており、自筆本は2013年にユネスコ記憶遺産に登録された。 桐壺更衣:源氏の母。低い身分にも関わらず帝に寵愛されたため宮中の女性から激しく嫉妬され、廊下を汚されたりするなど嫌がらせをされた。 ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意! <参考> 「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pOX9gzN4zw/ 【君しるべ】 藤原伊周・隆家兄弟の蛮行!「長徳の変」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p8Qd4OjL6y/ 【用語集】第19回より 国司/除目 ほかhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pVXN09R8xg/ <出典> 『ビギナーズクラシックス日本の古典・権記』 藤原行成著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫https://www.kadokawa.co.jp/product/322103000169/ 『藤原道長「御堂関白記」を読む』倉本一宏著 講談社学術文庫https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000377871 「栄花物語 上」 岩波書店 日本古典文学大系 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

Duración:00:48:03

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光る君へ日記 第18回 「岐路」

5/5/2024
とうとう、玉置道兼(藤原道兼・玉置玲央さん)が逝ってしまいました。思えば、玉置道兼(藤原道兼・玉置玲央さん)は本作「光る君へ」を初回からロケットスタートさせた立役者だったと言っても過言ではありますまい。何かと割を食う中間子であったかもしれませんが、最後、道長が抱き取っていた姿で少し救われたように思います。 さて、今回は吉田詮子が大活躍でしたね。大鏡のあの名場面がどう料理されるのかと楽しみにしておりましたが、まさかここで不仲だった円融天皇の話を持ち出すとは思っておりませんでした。いい意味で裏切られたという思いでいっぱいです。 母と妻、叔父と義兄の間で思い悩む塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)の姿も美しく、眼福でありました。「嫌いにならないでくれ」という言葉がこれほど重く感じられるとは。 そして三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)が「皇子を産め!」と高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)に詰め寄った時の様子、ご覧になりました?伊周の黒さがどんどん出てきてますね~。好きよ、そういうところ。 思うところはいろいろありますが、今日もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。 <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <おぎ注> 関白の宣旨:大鏡の名場面。一条の母詮子が一条の寝所に乗り込み、関白を伊周でなく道長に譲るように説得する。おぎは今回も「出る!!!」と確信していたがそのまんまは出なかった。 福足君(ふくたりぎみ):道兼の息子。気性が荒くきかん坊だった。大鏡「道隆と福足君」のシーンで登場する。彼の発した「あれは舞はじ」というセリフが高校生だったおぎたまにたいそう響き、汎用性の高いワードとして使っていた。 白氏文集「新楽府」:唐の白居易(白楽天)の詩。民衆の声を代弁し、良い政治にするために作られたもの。この後、道長の娘である彰子が入内した後、紫式部が彰子に教えたとされています。 ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意! <参考> 「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pZoKAdrXLZ/ 【君しるべ】 ~公卿のトップに! だけれど関白じゃない藤原道長https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/plZrGW60Bl/ 【用語集】第18回より 科挙/荘園 ほかhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pgkP4Dkj6p/ <出典> 「大鏡」 岩波書店 日本古典文学大系 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

Duración:00:37:56

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光る君へ日記 第17回 「うつろい」

5/1/2024
今回は、矢部乙丸(乙丸・矢部太郎さん)の良い働きからスタートしましたね。彼は本当にまひろのことを大切に思い、仕えていることがよくわかります。さすが、「看病してもらいたい人」というアンケートで岸谷為時(藤原為時・岸谷五朗さん)と同率1位の31%を得票するだけありますね。 ケンカ別れしてしまったさわさんですが、まさかの「まひろ推し」だったことがわかり、たまはほっと胸をなでおろしたのでした。「筆を執らずにいられない」とまひろはつぶやきましたが・・・まだ一行も書いていませんね。もうすぐ5月ですけど??? そして、ご覧になりましたか?塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)が公卿たちのボヤキを盗み聞きする際の表情を。若き帝はどれだけたくさんの人が周りにいても、孤独なものなのですね。塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)のお姿が美しいだけに、それが際立って悲しいものなのです。 なによりもこんなにもあっけなく井浦道隆(藤原道隆・井浦新さん)が逝ってしまうとは・・・。え?あれ?枕草子に生き生きと描かれた中関白家の素敵なエピソードの数々は・・・?あっけないにしてもあんまりではございませんこと? さあ、今日もつぼねに集って友がたりをいたしましょう! <今回配信の注意> ★ 収録環境の問題により この回は音声がいつもより聞き辛くなっております。予めご了承下さい ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <おぎ注> 先の太政大臣の三の君:金田斉信(藤原斉信・金田哲さん)の妹。後々、伊周&隆家ととある人物との大喧嘩を引き起こす火種になった。(多分、本作でも出てくる!) 七日関白(なのかかんぱく):井浦道隆(藤原道隆・井浦新さん)の跡を玉置道兼(藤原道兼・玉置玲央さん)が継ぐのだが、非常に短命政権だったことを揶揄する言葉。おそらく第18回で詳しく登場すると思われます。 「声、明王の眠りを驚かす」:枕草子第313段「大納言殿参り給ひて」で登場するエピソード。伊周、定子、一条が夜中まで仲良く過ごした後、紛れ込んだ鶏が鳴いたことで柱に寄りかかって転寝していた一条天皇が目を覚ましたのを見て、伊周が得意気に歌う。おぎはこの一節をどや顔で朗じる三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)を妄想して楽しみにしていた。 薫:源氏物語の登場人物で光源氏の息子(本当は若い正妻・女三宮が若い間男・柏木との間に産んだ子)。源氏物語第3部の宇治十条で登場する。とにかく煮え切らず、暗い感じのする男。 忘れ路の行く末までは難ければ今日を限りの命ともがな:小倉百人一首第54番 儀同三司の母(=板谷貴子(高階貴子・板谷由夏さん)) →おぎ訳:あ~、幸せ!このまま死んでしまいたいほど幸せ! 権記(ごんき):藤原行成が書いた業務日誌で、実資の小右記、道長の御堂関白記と並んで「三記(さんき)」と呼ばれる古記録の一つ。行成の人の好さがにじみ出ており、つい応援したくなる。 <参考> 「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/p8QbxVeQ7W/ 【をしへて!】倉本一宏さん ~藤原道隆ってどんな人だったの?https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pgAqbykY9g/ 【用語集】第17回より 宣旨/内覧 ほかhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pqeKmDwON5/ <出典> 「枕草子」 岩波文庫 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

Duración:00:41:12

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#29 どれがおすすめ?源氏物語の現代語訳

4/24/2024
先日、Xのポストにお尋ねのコメントをいただきました。「おススメの現代語訳は?」というものです。いままでこのつぼねでは源氏物語の話を幾度となくしてきましたが、そろそろ語る頃合いなのかもしれません・・・。 源氏物語は数多の著名な作家たちが腕を振るって現代語に翻訳してきました。そのそれぞれに魅力があり、色があり、そして時代を映しているのです。 その中からほんの一部を、ほんの少しだけ紹介しようとつぼねにやってきました。この友がたりはあくまでおぎたまの独断によるものであり、感想に過ぎないのですが、さてさて、あなたの心の琴線には誰の源氏物語が触れるでしょうか・・・? <時のしおり> (00:00) ご質問ありがとうございます! (02:58) まずは「あさき〜」より始めよ (07:13) 源氏の壁!複雑な人物整理は “漫画”がベスト (11:02) どの〝◯◯源氏〟がお好み? (13:13) 色気があるが難解、谷崎源氏 (14:05) 円地源氏は艶やかで美しい (15:03) 親しみやすい田辺源氏 (16:37) 瀬戸内源氏&イチオシ“女人源氏物語” (18:01) 異色!“源氏が語る”橋本源氏 (21:08) 令和にピッタリ角田源氏 (23:49) 読み聞かせによさげ?大塚源氏 (25:20) 原文に忠実な与謝野源氏 (30:48) 現代語訳を読む『苦しみ』 (35:18) 源氏の現代語訳を自費出版した人 (40:13) いつかは出したい!?おぎ源氏 <おぎ注> 着物が犬:「あさきゆめみし」のコミックス版第4巻に登場する。紫の上の女房の着物の柄がよく見ると「犬」と見えることから、「この人は絶対、雀の子を逃がした犬君だ!」と高校時代のおぎが気づいて大興奮した。 超訳:原文にとらわれずに分かりやすく、読みやすいように翻訳すること。英意和訳とも。シドニィ・シェルダン「真夜中は別の顔」などが有名 大系本の赤と青:岩波書店が出版している古典文学の原文を集めたシリーズ。古典文学を研究する上で、底本としている学者が多数。最初のシリーズである日本古典文学大系が赤色の表紙で、それに続く新日本古典文学大系が青色の表紙だったため、おぎは簡単に「赤と青」と呼んでいる。 上野栄子さん:一介の主婦だが、家事と介護の傍ら、辞書を引きつつ18年かけて源氏物語を完訳。その後、2008年に80歳で自費出版をした。 ※おぎがわかりやすく説明しているだけなので、テストに書いてもマルはもらえませんのでご注意ください! <参考文献> 「あさきゆめみし 新装版」著:大和 和紀 講談社(KC KISS) コミック https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000359115 ※源氏物語全巻をほぼ網羅した漫画。ストーリーや人物関係図だけでなく、平安時代の文化や風俗などを知るにも良い作品。 谷崎源氏: 「潤一郎訳 源氏物語」谷崎潤一郎訳 中公文庫 https://www.chuko.co.jp/bunko/1991/07/201825.html ※一文が長く、初心者には読みづらいものの、独特の色気があると言われている。 円地源氏:「円地文子の源氏物語」著:円地文子 集英社文庫 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-9960018385 ※文章が格調高く艶やかで美しい。たまが愛読。 田辺源氏:「新源氏物語シリーズ(全5巻)合本版」著:田辺聖子 新潮文庫 https://ebook.shinchosha.co.jp/book/E057501/ ※会話を多用してあり、読みやすく親しみやすい。たまも大好き。「あさきゆめみし」に影響を与えたと言われている。 瀬戸内源氏:「源氏物語」訳:瀬戸内寂聴 講談社文庫 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000204351 ★ 「決定版 女人源氏物語 著者:瀬戸内寂聴 集英社文庫 https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-744575-6 ※源氏物語に登場する女性ひとり一人の視点から源氏との恋愛を描いた。 橋本源氏:「窯変 源氏物語」橋本治 著 中公文庫 https://www.chuko.co.jp/bunko/1995/11/202474.html ※光源氏の視点から語られる。男性目線の源氏物語を味わうことができる。 角田源氏:「古典新訳コレクション 源氏物語」角田光代 訳 河出文庫 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309419978/ ※敬語を大幅に削り、気負いない文章で書かれている。令和の世に似つかわしい源氏物語。 大塚源氏:「源氏物語」大塚ひかり 翻訳 筑摩書房 https://www.chikumashobo.co.jp/special/genji/ ※リズム重視の文体で書かれた。 與謝野源氏:全訳「源氏物語」與謝野晶子 角川文庫 https://www.kadokawa.co.jp/product/200801000436/ ※源氏物語現代語訳のパイオニア的存在。古風な文体であり、和歌などもそのまま書かれているため読みづらくはあるが、原文に忠実な翻訳であり、原文と対比させながら読むには良い。 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

Duración:00:45:00

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光る君へ日記 第16回 「華の影」

4/22/2024
先週の予告編で高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)様が「香炉峰の雪はどうであろうか?」と仰せになったその時から、私の心の高まりといったら限りがなかったわけですが、それが今回映像化され、実際にその様子をこの目に見ると、「昔は物を思はざりけり」の心地がいたします。(自分でも何を書いているかわからないですけど) 塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)と高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)のお二人が仲睦まじく、まるで絵巻でも見るようでした。そうそう、三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)のイキリっぷりが振り切れてて素晴らしかったですわ。この中二病的な振る舞いが愛しくて好きです。 そういえば、竜星隆家(藤原隆家・竜星涼さん)の初登場にも心がときめきましたね。ぶっちゃけぶりがその後の活躍を期待させますね。 あ、あと、上地道綱(藤原道綱・上地雄介さん)の話もしなくちゃ!あの人ったらやっぱり柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)の地雷を踏みぬいたわよ! ・・・と、そんなことを語ろうと、今夜もつぼねにやってきたのですが、なんと、「私は反省をしています」というたまの言葉から始まった今宵の友がたり。さて、どうなることやら・・・? 今宵も几帳の向こうでどうぞお聞きあそばせ。 <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <おぎ注> クラゲの話:枕草子第102段「中納言参り給ひて」より。定子の御前で「すごくいい扇の骨をもらったんだ!」と自慢する隆家に対して、「それって、クラゲの骨じゃない?」と清少納言が切り返したというエピソードがある。 香炉峰の雪:枕草子第299段「雪のいと高う降りたるを」より。定子が白楽天の詩の一部を引用して清少納言に閉め切っていた格子を開けさせた(ドラマの中では格子ではなく御簾でしたが・・・)。二人の教養の高さや主従の絆を示すエピソードであり、おぎたまは映像化されるのを去年から楽しみにしていた。 ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意! <参考> 「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pkKV7Z7yom/ 【をしへて!】佐多芳彦さん ~藤原定子が問うた「香炉峰の雪」ってなに?https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pkewP5q2e3/ 【用語集】第16回より 香炉峰/悲田院ほかhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pjyOp7mn3Y/?cid=hkhk-x-0421-14-hikaru ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

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光る君へ日記 第15回 「おごれる者たち」

4/15/2024
今回の放送は何といっても、おぎの大好物・イケメン伊周の登場です。「おごれる者たち」のタイトルにふさわしく、あちこちでおごりを振りまいてくれました。なんといっても「大鏡・南院の競射」のオマージュシーンには目を奪われてしまいました。(楽しみにしてたんですよ…!) そして一条天皇の最終形態・塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)がとうとうご登場あそばしましたね!月夜に高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)と並んで柱に寄りかかり、笛を吹くシーンは本当に美しかったですね。(おたまは何か違うものが見えていたようですが・・・) 益岡雅信(源雅信・益岡徹さん)の旅立ち、ウイカききょう(ききょう・ファーストサマーウイカさん)の初出仕、高杉惟規(藤原惟規・高杉真宙さん)の寮試合格と今回もいろいろあったのですが、いやはや上地道綱(藤原道綱・上地雄介さん)の所業にはおぎもたまも思うところがありまして。 さあ今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。 <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <おぎ注> 南院の競射:大鏡の有名なワンシーン。自信満々で矢を真ん中に当てる道長に対して、全く当てることができず震え上がる伊周が印象的。 空蝉:源氏物語で人妻である空蝉ににちょっかいを出そうとした源氏が、間違えて空蝉の義理の娘に手を出すシーンが描かれる。もちろん源氏は道綱と違って人違いでもスマートに事を運んだ。 石山詣:平安時代に流行したお寺参り。「石山詣に行く」というと、女性でも割とスムーズに外出できたらしい。数日間、寺に籠って大願成就のために読経などを行った。紫式部は石山寺に籠っている間に琵琶湖に映る月を見て源氏物語の着想を得たという伝説が残る。 ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意! <参考> 「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/p0a18ZzYJ0/ 【光る君へ絵巻】ドラマ美術の世界 ~まひろが参籠に訪れた近江国「石山寺」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p4J3BbjP5K/ 【用語集】第15回より 中宮大夫/文章生ほかhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pkDApqA8G5/ ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

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#28 おぎたまこの一冊「小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」

4/10/2024
おぎたまは、お互いに面白かった本をおススメしあう習性があります。同じ本を読んだ感想を友がたりするのは、他では味わえない時間です。 今回の1冊は藤原実資が書き、倉本一宏先生が編集なさった「小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」です。 Xのポストで見かけて即予約。お互いに読み始めたはいいものの、63年に及ぶ長い長い日記を凝縮して1冊にまとめたとはいえ、長い長い1冊。読み終えた時にはまるでフルマラソンを走りぬいたようなそんな感覚がおぎたまを襲いました。 ※ご注意ください※ この回では「小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」について熱く語りますので 、ネタばれありです。本書をゆっくりと読みたい方はご注意ください。 <時のしおり> (00:00) 春の読書はこれ一択 (02:17) 藤原実資✖倉本一宏の最強タッグ! (07:07) 『小右記』とはなんぞや (10:50) ビギナーズは〝おいしいトコ取り〟 (12:42) 枕草子との一致に歓喜! (17:16) 行間を妄想する楽しみ (20:13) 日記から透けて見える実資VS伊周 (24:42) 「日記=情報」こそ貴族の宝 (29:56) 占い師的に気になる教通からの質問 (33:12) 実資の人柄を妄想 (35:45) 解釈一致!「光る君へ」秋山実資 (38:24) ビギナーズ版・小右記は読み得!の一冊 <おぎ注> 藤原実資:平安時代の貴族。63年にも渡り業務日誌である「小右記」を書き続けた。藤原道長の「この世をば…」の和歌を書き残したのもこのお方。大河ドラマ「光る君へ」では秋山竜次さんが演じている。 倉本一宏先生:日本の歴史学者で、大河ドラマ「光る君へ」の時代考証を担当なさった。国際日本文化研究センター名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。現在は「フリーの歴者学者」を名乗っておられる。 三記:藤原実資の「小右記」、藤原行成の「権記」、藤原道長の「御堂関白記」の3つの貴族の業務日誌を称して言う。1000年後の現代でも当時の政治や行政を知るための超一級の史料である。さすが。 枕草子第161段「故殿の御服のころ」:清少納言の同僚が陰陽寮の楼閣に登って大騒ぎになったことが残されている。 伊周:一条天皇の皇后である定子の兄。漢籍や和歌などに優れた才能を持ってはいたが、若くして政治の重役に就いたため、高慢な態度が貴族の反感を買った。 道頼:道隆の庶子で、伊周の異母兄。祖父である兼家の養子となった。実資との関係は良好だったらしい。 教通:道長と倫子の次男。公任の娘が正室。 ※おぎがわかりやすく説明しているだけなので、テストに書いてもマルはもらえませんのでご注意ください! <参考リンク> #14 今こそ友がたりたい!一条天皇 https://podcasters.spotify.com/pod/show/eu26ri8sjn/episodes/ep-e278roh/a-aa5gkln <参考文献> 「小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」著 藤原 実資 編 倉本一宏 カドブン<ビギナーズ・クラシックス 日本の古典> https://kadobun.jp/special/beginners/nihon.html 「現代語訳 小右記」 全16巻 倉本一宏編 吉川弘文館 枕草子 第161段 「故殿の御服のころ」 岩波文庫 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

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光る君へ日記 第14回 「星落ちてなお」

4/8/2024
「見つめあいすぎ!早くしなきゃ!」とたまが心配していた前回のラストシーンは、「道長のスルー」という結果につながりましたね。当たり前といえば当たり前でしょうけど、やっぱりこれには道長の株もダダ下がり。また、それを迎えた黒木倫子(源倫子・黒木華さん)も何か思うところがあるようです。 そして今回、とうとう、段田兼家(藤原兼家・段田安則さん)が逝ってしまわれました。最後に赤く染まる月を見て、段田兼家は何を思ったのでしょうか?(ちなみに、たまは兼家が横たわっていたあの構図がどうにも気になるようですけど・・・) 井浦道隆(藤原道隆/井浦新さん)、玉置道兼(藤原道兼/玉置玲央さん)、柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)、上地道綱(藤原道綱/上地雄介さん)の4兄弟は、まるで扇の要を失ったかのようにバラバラにそれぞれの道を歩んでいきます。 久しぶりにご登場のウイカききょう(ききょう・清少納言/ファーストサマー・ウイカさん)の振り切れっぷりに惚れ惚れしたり、三浦伊周(藤原伊周/三浦翔平さん)の美しさにも目を奪われ、気が付けばもう次回の予告編・・・。 さあ今宵もいつものつぼねに集って、友がたりをいたしましょう。 <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <紹介> 道隆宅で行われた和歌の会で、とある姫君が詠んだ歌 「秋風のうち吹くごとに高砂のをのへの鹿の鳴かぬ日ぞなき」 拾遺和歌集第3秋 おぎ訳:あなたはもう私に飽きてしまったのね。あなたを思って泣かない日はありません。 <おぎ注> 蜻蛉日記:財前寧子(藤原寧子/財前直見さん)の書いた日記。基本的に愚痴ばかりが書かれており、兼家とのケンカの様子がつぶさに見られる。 わかめの人:ウイカききょう(ききょう・清少納言/ファーストサマー・ウイカさん)の初めての夫である橘則光(たちばなののりみつ)のこと。別れた後も兄と妹のように親しかったらしい。清少納言の秘密をうっかりしゃべりそうになり、わかめを口いっぱいに含んで事なきを得たというエピソードがある。 ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意! 参考 「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pL0oO13wxg/ 【ドラマをもっと楽しむ歴史解説】君しるべ~藤原道隆の奇策!?皇后と中宮の並立 https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pboVrJom5q/ 【ちなみに日記には…大河ドラマ「光る君へ」第14回より】 https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pkyexGqe8k/ 【用語集】第14回より 中宮/登華殿ほか https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pPmOwdrlBg/ 【藤原実資役 秋山竜次さんインタビューはこちら】 https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p23QbLBnmo/ ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

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光る君へ日記 第13回 「進むべき道」

4/1/2024
前回の第12回放送から4年が経ったところからスタートした今回の放送。この4年という間に様々なことがドラマでは起きていました。一条天皇は成人し、高畑定子(藤原定子・高畑充希さん)が入内。柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)・黒木倫子(源倫子・黒木華さん)夫妻にはミニ彰子が誕生。・・・と続々と世代交代が起きつつありましたね。 今回は「政とは?」という問いに段田兼家(藤原兼家・段田安則さん)が重い言葉を残してくれました。これが今後の柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)が政治に向き合った際に、どのように影響を与えていくのか。大変興味深いことです。 それにしても今回も柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)はあれこれやらかしておりまして。おたまは今日もご立腹のご様子。小麻呂のその後も気になることろですが、今日もつぼねに集って友がたりいたしましょう。 <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <おぎ注> 葵の上:光源氏の正妻。将来の東宮妃として育てられたのに、源氏と結婚したことに強い不満を抱いていた。源氏に対して冷たい態度を取り、夫婦仲は悪かった。 あの服装:藤原宣孝が御嶽詣をする際に、とんでもないド派手な衣装を着ていったことを清少納言が枕草子第119段に書き残している。これが紫式部と清少納言が不仲だったことを示す根拠の一つとされている。 ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意! 参考 「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pEB3djMJov/ 【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて!佐多芳彦さん ~清少納言が酷評!藤原宣孝の派手な服装 https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p3mrNPxXk2/ 【用語集】第13回より 『帰去来辞』/御嶽詣ほか https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pkJzv73XVk/ <参考文献> 枕草子 第119段「あはれなるもの」 岩波文庫「枕草子」より ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

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をりふし〜令和六年・弥生「おぎたま的“光る君へ”妄想座席表」

3/27/2024
世の中には素晴らしいことを思いつく人がいるものです。 おぎたまはX(旧Twitter)で「#光る君へ」を追いかけているうちに、「座席表を作ってみました!」というポストを見つけました。 こことここはこういう会話をしていそう。 このふたりは勉強しなさそう。 そんな妄想が雲のようにもくもくと広がってしまいました。 「こ・・・、これは面白い!私たちもやってみたい!」 ・・・ってことで、やってみました!「おぎたま版・光る君へ座席表」! 「私はここ!」「私の隣はこの人!」ふたりであーだこーだと友がたりします。 あなたなら、どこに誰を座らせますか?そこではどんなストーリーが産まれそうですか? さあ、おぎたまの妄想座席表を、どうぞ一緒にお楽しみください。 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

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光る君へ日記 第12回 「思いの果て」

3/25/2024
今回ようやく秋山実資(藤原実資・秋山竜次さん)が日記を書くシーンが登場しました!巻物に書きつけているということ、罫線が入っていることなど、まことに興味をそそられるシーンでした。ただ、書いた内容に怒り心頭、そして、佐々木宣孝(藤原宣孝・佐々木蔵之介さん)がこっそり挟み込んだ枕絵に脱力したのも事実です。 また、妾の子である上地道綱(藤原道綱・上地雄介さん)が今回はいい働きをしました。「見ていたらわかる」という言葉は道綱にしか言えなかったセリフです。ただのスイーツ男子ではなかったことが証明された瞬間です。 それにつけても「あれ?私たちが見ているのは大河じゃなかったっけ?」と多くの人が思うほど、今回も男女のもつれが描かれていたではありませんか!私は、柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)が黒木倫子(源倫子・黒木華さん)様から目を逸らした瞬間を見逃しませんでしたよ! さあ、今夜もいつものつぼねにやってきて、友がたりをいたしましょう。 <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <おぎ注> 落窪物語:源氏物語よりも前の10世紀末ごろに書かれたとされる物語。継母にいじめられていた不遇な姫が王子様に見いだされるというシンデレラストーリー。 夕霧(ゆうぎり)と雲居雁(くもいのかり):光源氏の息子とその奥さん。浮気を疑った雲居雁が夕霧あての手紙を取り上げるシーンが源氏物語の中で描かれる。 玉鬘(たまかずら):光源氏の元カノ・夕顔の娘。母・夕顔亡き後女房に引き取られ、いろいろあって父である内大臣と再会する。 浮舟(うきふね):光源氏の息子・薫の恋人。母の再婚相手に冷遇される。 ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意! 参考 「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pydpPvpWZy/ 【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて!佐多芳彦さん ~現代とはいろいろと違う平安時代の貴族の結婚 https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pJa2l39YYX/ 【ドラマをもっと楽しむ歴史解説】君しるべ ~大宰府に左遷された明子の父・源高明 https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/ppYkQ26kZg/ 【用語集】第12回より 庚申待/大宰府ほか https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pn5aBgWdNn/ ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

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光る君へ日記 第11回「まどう心」

3/18/2024
のっけから、岸谷為時(藤原為時・岸谷五朗さん)の失業シーンから始まったわけですが、腹芸ができず、嘘をつくことを知らず、学問一筋に生きてきた人がこのように憂き目に遭っているのを見るのは辛いものです。「私はこれからどうなるんです?」という高杉惟規(藤原惟規・高杉真宙さん)のセリフは納得の一言でした。 それにつけても、恋愛中のもめごとは本当にめんどくさい。ほんの一瞬の間合いや視線の動き、声音で相手の心をつぶさにとらえようとするのだから。吉高まひろ(まひろ・吉高由里子さん)と柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)のすれ違いを見て、そんなことを思ってしまう年ごろになったことに我ながら驚いてしまいました。 「じゃあどうすればお前は納得するんだ?」という柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)の絶叫に、おぎたまは真剣に回答しますよ。 さあ、今宵もいつものつぼねに集まって、友がたりをいたしましょう。 <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <おぎ注> 高御座に生首事件:出典は大鏡。平安貴族は血を穢れとして嫌うのが一般的だが、道長は秘密裏の処理したとされている。道長の豪胆さや幼い一条天皇の即位を強行したかったことを示すエピソードでもある。 よりより:中国から伝わったお菓子で、長崎の銘菓。麻花児もしくは麻花というのが正式名称だが、地元の人は「よりより」と呼ぶ。めちゃくちゃ固い。 麦縄(むぎなわ):小麦粉を練って捩じって揚げたお菓子。今昔物語集巻19第22「寺の別当の許の麦縄蛇と成る語」に出てくる。 笑裏蔵刃(しょうりぞうとう):笑顔の裏に刃を隠し持っていること。相手と友好的な関係を結び、油断したところを攻撃する方法。出典は中国魏晋南北朝時代の兵法書である『兵法三十六計』。平安貴族が兵法書まで読んでいたことにおぎは驚きです。さすがおぎの推しメン、伊周! ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意! <紹介> 【黒木倫子様が口ずさんでいた和歌】 君や来む我や行かむの十六夜に槙の板戸もささず寝にけり(古今集690) おぎ訳:あなたは来てくれるかしら?それとも私が行ってしまおうか?迷っているうちに鍵も閉めずに寝てしまったわ。 参考 「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/p8nOPYk3r9/ 【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて!佐多芳彦さん ~摂政になって変わった!?藤原兼家の衣装 https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pXD3e5Wpgq/ 【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて!佐多芳彦さん ~一条天皇の即位儀礼 https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/plZ3GpVrMj/ 【用語集】第11回より 直盧/新楽府ほか https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/py1JNRe4o6/ ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter)→ https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

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#27 飲めや!歌えや!土佐日記

3/13/2024
3月といえば異動の季節です。年度末の忙しさに加え、仕事の整理、引き継ぎ、引っ越しの手配とやること満載!それに加えて送別会まで入ってきて…。 そんな忙しさを1100年前のあの人も経験していました。それは、紀貫之。赴任先である土佐(今の高知県)から都へ帰る時の様子を土佐日記に記しているのですが、その最初のほうはもうじれったくってたまらない。行くと言いながら行かない。さあ出発!と言いつつ、まだ行かない。それは延々と送別会を繰り返していたから!!! 紀貫之が経験した送別会とはどんなものだったのでしょうか?あの人、この人、こんな人が紀貫之を送ります。その様子は令和を生きるおぎたまにも耳の痛い話です・・・。 <時のしおり> (00:00) 三月、それは異動の季節 (03:28) 土佐に異動した平安人・紀貫之 (05:12) なぜ女性のふりで日記を書くの? (09:37) 土佐日記は“出自がはっきりしてる”作品 (13:13) 進まぬ旅路、その原因は… (15:40) 元・都人主催!お土産満載送別会 (20:34) 送別の和歌と酒 (23:15) あやなし!格式張った送別会 (27:46) 貫之は部下に慕われていた説 (33:24) 送別会は人物評価の総決算! (37:58) 紀貫之はどんな人だったのか <おぎ注> 土佐日記:紀貫之が書いた紀行文。当時、男性の書く日記といえば外国語である漢文で書くのが主流だった時に、母国語である日本語で書いた。赴任先の土佐から都へ帰る紀貫之に同行している女房の立場で記している。「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり」という冒頭部部分は、「する」の活用と「なり」の用法について説明するのに最も適した教材です。 紀貫之(きのつらゆき):藤原道長の90年ほど前に生まれた。古今和歌集の編者の一人で、土佐日記の筆者でもある。 小右記(しょうゆうき):藤原実資が63年間にわたって記した業務日誌。宮中の行事や儀式などを正確に伝えており、1000年経った今でも超一級の資料。 倉本一宏先生:国際日本文化研究センター教授。小右記全巻を現代語に翻訳するという偉業を成し遂げた方。「光る君へ」で時代考証を担当なさっており、ここ最近たくさん著書を出版なさっている。 藤原為家(ふじわらのためいえ):藤原定家の息子。紀貫之が土佐日記を書いたおよそ300年後にその自筆本を正確に写した。多くの写本が残り、どれが原本なのかわからないという古典文学作品の中で、最も出自のはっきりした写本を残すという奇跡を成し遂げた人物。勝手に書き換える父・定家とは大違い。 ※おぎがわかりやすく説明しているだけなので、テストに書いてもマルはもらえませんのでご注意ください! <今回ご紹介した和歌> 元都人の女性より: 浅茅生(あさじふ)の野辺にしあれば水もなき池に摘みつる若菜なりけり (おぎ訳:お正月に食べる若菜をどうぞ。ここ、土佐の池で採りましたよ) 紀貫之より: 行く先に立つ白波の声よりも遅れて泣かむ我や勝らむ (おぎ訳:これでお別れですね。涙が出ます) <参考文献> 土佐日記 新日本古典文学大系 岩波書店 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com https://line.me/S/sticker/25960481

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光る君へ日記 第10回「月夜の陰謀」

3/11/2024
光る君へ第10回「月夜の陰謀」を見終わったばかりのおぎたまの感想、それは「ヤマを外した受験生の気持ち」です。 「光る君へ」の放送前から「ここは出る!」「絶対出る!」と言い切っていた「花山天皇の退位」ですが、まさかこういう形になろうとは…!「史実は史実、ドラマはドラマ、大鏡は大鏡」という言葉を改めて心に刻みたいと思います。 それにしても、柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)と吉高まひろ(まひろ・吉高由里子さん)の文通からの流れ、そして一晩の逢瀬・・・。「いや、NHKさん、午後8時台ですよ?」とか「そんなあばら家で?天井に穴空いてますが?」とか突っ込みたいところはいろいろありますが、たまは柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)に対して盛大にブチ切れてしまったようです。 二人の間を行き来したであろう矢部乙丸(乙丸/矢部太郎さん)と本多百舌彦(百舌彦/本多力さん)にも思いを馳せつつ、今日もつぼねにやってきました。 <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <おぎ注> 古今和歌集・仮名序:平安貴族必読の一冊、古今和歌集の冒頭にある巻頭文に「和歌とはなんぞや?」という問いに対して端的に答えています。渡辺行成(藤原行成・渡辺大知さん)はそれを引き合いに出して道長に説明したのです。ちなみに原文は「心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて、言ひい出せるなり(おぎ訳:気持ちを見たものや聞いたものに託して言葉にしたものです)」。 陶淵明(とうえんめい):中国・南北朝時代の詩人。宮仕えに疲れて故郷で農業に従事した自然大好きおじさん。「田園詩人」と言われた。 大鏡(おおかがみ):平安時代後期に成立した歴史物語。おぎが「絶対に出る」と言い切った(けど出なかった)あのセリフも載っています。 戦車:タロットカード大アルカナⅦのカード。物事の勢いがある時、迷わず進むべき時によく出る。逆位置に出るとそれが暴走したり、努力の方向が違うことなどを表す。 ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意! <参考> #17 それ、いつ「なる」の?~藤原道兼の場合~ https://spotifyanchor-web.app.link/e/Z57Yf6PvSHb もお聞きいただき、ニヤリとしていただければこれ幸いです。 <紹介> 【道長がまひろに送った和歌(一首目)】 思ふには忍ぶることにぞ負けにける 色には出じと思ひしものを 古今和歌集503 おぎ訳→好きな気持ちを隠せない。我慢できないんだ。 【まひろが道長に送った漢詩(一首目)】 既に自ら心を以て形の役と為す、奚ぞ惆悵として独り悲しまん 陶淵明・帰去来辞 おぎ訳→今までやりたくもない仕事をしてたんでしょ?こうなったからにはくよくよしててどうなるの? ※以降、道長は古今和歌集の和歌を、まひろは陶淵明の帰去来辞の一節を贈りあいます。 <参考> 「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pypArLlaNJ/ 【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて!佐多芳彦さん 藤原兼家が運ばせた「剣璽」とは? https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/peJQwlM8x2/ 【用語集】第10回より 歳星/二十八宿ほか https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/py1JNRe4o6/ ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter)→ https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

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光る君へ日記 第9回「遠くの国」

3/4/2024
私たちは、今日は本当に立ち直れません。本当に。まさか、タイトルの「遠くの国」があちらの世界ことだったなんて!こんなことってありますか?まったく予想だにしなかったことで「鳥辺野へ・・・」というセリフを聞いた瞬間、吉田詮子様(藤原詮子/吉田羊さん)ばりに叫んでしまいましたよ。 それにしても段田兼家(藤原兼家/段田安則さん)とユースケ清明(安倍晴明/ユースケ・サンタマリアさん)が巡らせた策があの時代と人々を動かし、大河という流れを作っていくのですね・・・。おぎの占いではなく妄想が半分くらい当たったので、密かに膝を打っておりました。 今回もわれらが秋山実資(藤原実資/秋山竜次さん)がご出演あそばして、中島桐子様(桐子/中島亜里沙さん)に「私に言わないで!」と怒られていましたね。 父のお役に立てて得意満面の玉置道兼(藤原道兼/玉置玲央さん)、岸田為時(藤原為時/岸谷五朗さん)がよその女の家に行っていることを張り付いた笑顔で語る信川いと(いと/信川清順さん)、馬にニケツするまひろと道長を走って追いかける矢部乙丸(乙丸/矢部太郎さん)と本多百舌彦(百舌彦/本多力さん)、そして今日も元気な小麻呂。 それらを以てしても、立ち直れない回でした。 今宵も放送直後につぼねに集い、思いの丈を友がたりいたします。 <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <おぎ注> 鳥辺野(とりべの):京の都の代表的な埋葬地の一つ。源氏物語では夕顔の遺体を埋葬する。 卯の刻:午前0時から午前3時の間の時間。 一念通天(いちねんつうてん):どんなことも一心に念じ続ければ必ず成就するということ。出典は『周易参同契(しゅうえきさんどうけい)』。 率先垂範(そっせんすいはん):人の先頭に立って模範を示すこと。出典は『史記』と『宋書』。 温故知新(おんこちしん):古いものを再び学び、新しい道理や知見を自ら見出し、自分のものとすること。出典は『論語』。 独学孤陋(どくがくころう):先生も友達も持たずに一人で学問をすると、見識が独りよがりになるからよくないということ。出典は『礼記』。 ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意! 参考 「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pqBpEPVYJW/ 【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて!佐多芳彦さん 平安貴族が恐れた穢れ https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pEnojb7bG6/ 【用語集】第9回より 看督長(かどのおさ)/大学寮ほか https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pP4X56ZXpP/ ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 Twitter → https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

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#26 なぜ?なに?百人一首

2/28/2024
おぎが最近こころときめきするもの、それは印鑑。たった15ミリの丸の中に百人一首の上の句と作者とその絵姿が彫られているという素晴らしきものを見つけてしまったのです。「オタクとは理由なくほしいと思うもの」というおたまの言葉は金言に値します。 そういえば学校で習った記憶のある百人一首。カルタとして遊んだり、どれかひとつくらいどこかで耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか? なぜこの人が?なぜこの歌が?という疑問は深まるばかりですが、おぎたまの好きな歌を紹介しつつ、今日は百人一首について友がたりいたします。 <時のしおり> (00:00) あなうれし!隣の局に住む人は (01:46) オタク心くすぐる印鑑&おかき (06:24) おぎたま百人一首のおもひで (09:58) 百人一首って何ぞや (14:18) なぜ、百首?なぜ、この歌? (16:45) お気に入り!桜の歌:ひさかたの… (22:20) 語感が気になる恋の歌:せをはやみ… (26:05) おぎの推し歌No.1:はるすぎて… (31:18) 選ばれなかった、持統天皇の名歌 (32:58) 百人一首は教科書だったのかも? <おぎ注> 枕詞(まくらことば):ひとつの言葉とセットになるような言葉で、その言葉を引き出したり、リズムを作ったりするために使われる。例:ひさかたの→光、ぬばたまの→夜、黒など 形容詞の語幹用法:古語の用法の一つ。「名詞(A)+を+形容詞の語幹(B)+み」と書いて「AがBなので」と訳する。 藤原定家(ふじわらのていか):平安末期から鎌倉時代初期の歌人。小倉百人一首のほかに新古今和歌集や新勅撰和歌集の選定に携わったと言われている。 天上の虹:天平時代の女帝・持統天皇の生涯を描いた漫画。里中満智子作、講談社刊。「あさきゆめみし」と並び、高校時代のおぎたまが大好きで大きな影響を受けた作品。 ※おぎがわかりやすく説明しているだけなので、テストに書いてもマルはもらえませんのでご注意ください! <参考リンク> 百人一首印鑑(おぎが欲しがっている百人一首の印鑑) :永江印祥堂 https://nagaestamp.base.shop/items/69008425 カルタ百人一首(たま御用達の百人一首おかき) ・長岡京小倉山荘 https://www.ogurasansou.co.jp/shop/c/c1030/ <今回ご紹介した和歌> 久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらん 小倉百人一首33(古今和歌集84) 紀友則 瀬をはやみ岩にせかるる滝川の割れても末にあはむとぞ思ふ 小倉百人一首77(詞花集 恋上229) 崇徳院 春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山 小倉百人一首2(新古今和歌集夏175)持統天皇 春過ぎて夏来るらし白たへの衣干したり天の香具山 万葉集28 持統天皇 向南(きたやま)に たなびく雲の 青雲の 星離(さか)り行き 月を離(さか)りて 万葉集161 持統天皇 <参考文献> 古今和歌集 佐伯梅友校注 岩波文庫 万葉集 佐佐木信綱編 岩波文庫 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

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光る君へ日記 第8回「招かれざる者」

2/26/2024
まず、何よりもお伝えしたいのは「小麻呂は無事だった」ということです。 これには猫好き・おたまもたいそう安堵いたしました。そして、凰稀衛門様(赤染衛門・凰稀かなめさん)がまさかの毎熊直秀(直秀・毎熊克哉さん)推しだったということもわかり、なんだかほっこりしたのですが・・・。 いやそれにしても今回もあっちこっちに心を持っていかれてしまいました。段田兼家(藤原兼家・段田安則さん)の急病でざわつく人の多いことよ。そしてやはり「お金持ちが雇う祈祷師は違う!!!」ということもよくわかりました。 そんな兼家ファミリーとユースケ晴明(安倍晴明・ユースケ・サンタマリアさん)の様子を見て、おぎもたまも、何かしら思うところがあるようです・・・。 さあさあ、今宵もいつものつぼねで友がたりいたしましょう。 <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <おぎ注> 琵琶:7世紀から8世紀ごろに中国から日本に伝わった弦楽器。足をあぐらのように組んで弾くため、「弾き姿が美しくない」と貴族の女性が弾くことは好ましく思われなかった。 源典侍(げんのないし):源氏物語に登場する女性。高級女官であるものの、高齢にも関わらず恋愛体質で惚れっぽく、笑いものにされるキャラクター。ただ、琵琶は上手。 明石の君:源氏物語に登場する女性。源氏が須磨・明石に隠棲しているときに出会う。受領階級の娘で、琵琶の名手として描かれる。 横笛(よこぶえ):源氏物語の巻の一つ。夫の柏木を亡くした落葉の宮が琴を弾いている時に、源氏の息子である夕霧が琵琶を弾くというシーンがある。 ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意! 参考 「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pXrVrKBVoX/ 【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて!倉本一宏さん~伝説の陰陽師・安倍晴明は、実際にはどのような人? https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pVEpx0NjXD/ 【用語集】第8回より 殿上間/寄坐ほか https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p5G7gd3265/ ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問・感想などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

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光る君へ日記 第7回「おかしきことこそ」

2/19/2024
「どうも今回の大河では打毬が登場するらしい」ということは事前の情報で知っておりましたが、第7回にしてとうとうそのシーンが登場しましたね!普段は室内にばかりいるF3(一人腹痛で欠席)ですが、馬に乗った姿は凛々しく、カッコよさにほれぼれしてしまいます。そりゃ黒木倫子(源倫子・黒木華さん)の目もハートになりますよねぇ。 他にもヒロイン・吉高まひろ(まひろ・吉高由里子さん)の手を引いて逃げる柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)の少女漫画的展開に驚く一方で、柄本道長の入内に関するとんでもない発言に腹が立ったりもしました。 それにつけても今回の「おかしきこと」は何よりも、除目(平安時代の人事発令的なもの)に不満タラタラの秋山実資(藤原実資・秋山隆二さん)を「くどい!」「私に言わないで」「日記にでも書けばいいのよ!」と一喝する中島桐子(桐子・中島亜里沙さん)が面白すぎておぎもたまも大爆笑。くどい夫を持つといずれの妻もこうなるのでしょうか・・・。 今宵もいつものつぼねにやってきたおぎたま。ドラマを見た直後で、まだいろいろと呑み込めていない、そのままの気持ちで友がたりします。 <今回配信の注意> ※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。 ※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。 <おぎ注> 小右記:藤原実資(秋山竜次さん)が63年に渡って書いた業務日記。当時の政治や祭事などのあり方を今に伝える超一級の資料。 末摘花(すえつむはな):源氏物語に登場する姫君。たいそうな変わり者で、冬の朝にみすぼらしい着物の上に豪華な毛皮を着るという珍妙な恰好で登場し、源氏をドン引きさせる。 玉鬘(たまかずら):源氏物語に登場する姫君。源氏くんのライバル・頭中将と夕顔の間に生まれた。ひょんなことから源氏と出会い、源氏に引き取られる。 近江の君:源氏物語に登場する姫君。こちらも頭中将が若い頃に関係した女性との間に生まれた。ただ、大変お行儀が悪く、源氏物語では笑いものにされる。 雨夜の品定め:源氏物語・帚木で登場するワンシーン。夏の雨の夜に、宿直中の若い男子が集まって繰り広げるボーイズトーク。女性に対する平安男子の本心が垣間見える。 ※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意! 参考 「光る君へ」NHK 公式HP https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/ ・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/plOqxD0P5g/ 【ドラマをもっと楽しむ日記】ちなみに日記には・・・https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p98OoMvBVP/ 【用語集】第7回より 火長/打球 ほか https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p4wmzx9KDk/ ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問・感想などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

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