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PLENUS RICE TO BE HERE

J-WAVE

この番組は作家・文献学者の山口謠司が、日本の食文化を通して全国各地で育まれてきた“日本ならではの知恵”を紐解くポッドキャストです。(FMラジオ局 J-WAVE 81.3FM では毎週月曜日から木曜日 15:10〜15:20にオンエア中。)

Location:

United States

Networks:

J-WAVE

Description:

この番組は作家・文献学者の山口謠司が、日本の食文化を通して全国各地で育まれてきた“日本ならではの知恵”を紐解くポッドキャストです。(FMラジオ局 J-WAVE 81.3FM では毎週月曜日から木曜日 15:10〜15:20にオンエア中。)

Language:

Japanese


Episodes
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EP.227「@佐賀 - 其ノ三、深川ポースレンでおいしいお料理」

5/15/2024
美味しいお料理に欠かせないのは綺麗な器。佐賀県には有田焼や伊万里焼など有名な陶磁器が幾つもありますが「深川ポースレン」もその一つ。1900年に開催されたパリ万国博覧会に出品されて世界的な評価を受け、その後、宮内庁御用達として宮中でもこの深川ポースレンは使われていましたが、この事実は最近まで知られていませんでした。さて、その理由とは・・・。

Duration:00:08:55

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EP.226「@佐賀 - 其ノ二、ワラスボ・ムツゴローがんばれー★」

5/14/2024
戦後に米の増産と目的として計画された一万ヘクタールの農地拡大の為、1997年に諫早湾に鉄板が落とされて、有明海と遮断されてしまいました。これが原因と思われる生態系の変化により、数種類の貝が絶滅、地元の漁業は大打撃を受けた為、漁業従事者は堤防を開けるよう運動を起こしています。このように影響を受けている生き物の中には干潟に生息するワラスボやムツゴローもいるのです・・・。

Duration:00:08:55

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EP.225「@佐賀 - 其ノ一、塩田でシオ焼きイワシ」

5/13/2024
百人一首にも和歌がある平安時代の歌人、和泉式部は佐賀県嬉野市塩田町というところの出身である、とする説があります。諸説ある為、はっきりした事は言えないようですが、昔より交通の要衝であった塩田という土地が和泉式部の生誕地であった可能性は低くはないのではないでしょうか。そんな和泉式部が大好物だった食べ物、ご存知ですか?

Duration:00:08:54

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EP.224「@Époque 奈良時代 - 其ノ三、奈良の役人ヘビーサマー」

5/9/2024
奈良時代の役人達、つまり現代の上級国家公務員、キャリアに当たる人達の勤務時間は夏は長く、冬は短い、という自然のリズムに基づいたものでした。そして彼らの食事もまた非常に興味深いものですが、中には現代の普通のご家庭でも簡単に再現できるような品もあります・・・。

Duration:00:08:54

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EP.223「@Époque 奈良時代 - 其ノ二、山盛りてんこ盛り召し上がれ」

5/8/2024
奈良時代に日本を統治していた聖武天皇。聖武天皇の食事に関する記録はちゃんと残っていて、かなり細かいところまで知られています。当時は最高の贅沢品だった白いお米をてんこ盛りにして、それをお上品に少しずつ食されていたそうですが、その他にも驚きのおかずが何品もあります・・・。

Duration:00:08:54

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EP.222「@Époque 奈良時代 - 其ノ一、さきもりナマコ」

5/7/2024
よく「誰が一番最初にナマコを食べたのだろう?」と言いますが、奈良時代、北は東北から南は九州まで日本を守っていた「防人(さきもり)」という人たちは、とにかくナマコが大好き!争ってナマコを食べていたとか・・・しかし、それは何故だと思いますか?

Duration:00:08:55

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EP.221「@若狭・小浜 - 其ノ三、アニ・サキスサキス」

5/2/2024
若狭湾は日本海側では非常に珍しいリアス式海岸となっております。リアス式海岸の場所は海の幸が美味しいと言われていますが、そんな小浜の名物が「よっぱらいサバ」。サバには「アニサキス」という寄生虫がいる為、生食するとお腹が痛くなったりしますが、この「よっぱらいサバ」はお刺身でも食べられます。しかし、なぜ「よっぱらいサバ」と名付けられたのでしょう?

Duration:00:08:54

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EP.220「@若狭・小浜 - 其ノ二、あのーあのにいってきましたー」

5/1/2024
小浜市の阿納という場所は漁師町ですが、夏は海水浴に訪れる人も多く、漁師さんの多くが民宿も経営しています。コロナ禍で安納の大きな民宿が廃業してしまいましたが、元農林水産省に務めており、小浜を気に入って移住した、とある人物が地元の人々と力を合わせてその民宿を復活させました・・・。

Duration:00:08:53

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EP.219「@若狭・小浜 - 其ノ一、なんとふくざつ なんとしんえん」

4/30/2024
若狭、そして福井県というところは地理的に大変複雑な場所。県内を二つの文化圏に分けることができます。福井市などのある嶺北地域は文化や言葉が北陸からの影響が強いのに対し、若狭や小浜、そして敦賀がある嶺南地域は関西からの影響が強いのです。その為か、若狭などは明治維新以降暫くは滋賀県でした・・・。

Duration:00:08:55

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EP.218「@敦賀 - 其ノ四、風の街で春をいただきます!」

4/25/2024
「美味しさを追求したあとの美味しさ」余計なものを削ぎ落として、心を春で満たしてくれる、そんなお料理と出会いました。敦賀の住宅街にある創業118年の「かどの」さんという料亭です。数寄屋造りの素敵な構えで飾ってある品々も素晴らしく、それを一眼見るためだけにお店に行っても良いくらい。しかし、なんと言っても一番素晴らしいのは勿論、そのお食事であることは言うまでもありません・・・。

Duration:00:08:53

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EP.217「@敦賀 - 其ノ三、コンブワサビ ポリポリしながら 越の細道」

4/24/2024
福井県の敦賀市は1689年3月に江戸・深川から旅に出た松尾芭蕉が、同年8月に杖を置いた、すなわち「奥の細道」の終着の地でもあります。この地で芭蕉は「月清し・遊行の持てる・砂の上」という俳句を詠んでいますが、これは「奥の細道」の最後の句でもあります。

Duration:00:08:54

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EP.216「@敦賀 - 其ノ二、削ります!シューシューシュー」

4/23/2024
北陸新幹線が開通したことでアクセスが良くなり、観光客が増加している敦賀。敦賀といえば「おぼろ昆布」「トロロ昆布」でも知られています。その中でも最上級と言われている「竹紙昆布」は50年の技を持つ職人さんでしか削り出せないとか。その技術を持つ人は現在、敦賀に2名しかいないそうです・・・。

Duration:00:08:53

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EP.215「@敦賀 - 其ノ一、ビューン敦賀までまっしぐら!」

4/22/2024
ついに北陸新幹線が敦賀まで延伸されました。しかし、今から112年も前の明治45年には既に新橋から敦賀港までの直通列車の運行が開始されているのです。当時のルートは現在の北陸新幹線とは異なり、滋賀県の米原経由でした。実はこの頃、東京より敦賀までの列車を開通させるのは、国運を問う重大な事業だったのです・・・。

Duration:00:08:53

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EP.214「@板橋 - 其ノ四、加賀から氷とどきます」

4/18/2024
板橋区には「加賀」という町名がありますが、これはその名の通り、江戸時代に加賀藩の下屋敷があった場所。そして加賀藩が敢えてこの板橋というロケーションに下屋敷を建てたのには、実は大きな理由があったのです・・・。

Duration:00:08:54

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EP.213「@板橋 - 其ノ三、田遊び板橋」

4/17/2024
板橋では関東圏では唯一、田楽系の芸能で重要無形民俗文化財に指定されている「板橋の田遊び」という民俗行事が行われています。丁度旧暦のお正月にあたる時期に行われるこのお祭りは、その年の五穀豊穣を願うものですが、それはかつて水田が沢山あった頃の板橋の名残と言えるでしょう。

Duration:00:08:54

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EP.212「@板橋 - 其ノ二、復活・板橋宿の夏大根!」

4/16/2024
東京の大根といえば「練馬大根」が有名ですが、実は板橋にもかつて「志村夏大根 / 清水夏大根」と呼ばれる名物の大根がありました。しかし病気に弱かったりしたこともあって、ある頃より全く栽培されなくなり、人々から忘れ去られていました。ところが、2010年代に入って、その存在を知った板橋で畑を営む人々は、なんとか現代に蘇らせようと立ち上がります・・・。

Duration:00:08:54

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EP.211「@板橋 - 其ノ一、富士講みんなせんべいたべよーぜー」

4/15/2024
江戸時代、板橋は「板橋宿」と呼ばれる宿場町で、日本橋から中山道を旅する人達が最初に泊まる宿坊街でした。また、この板橋宿の宿泊客の中には、富士山に登れば生まれ変わる事が出来ると信じて、ここから富士山に登る、所謂「富士講」を行う人々もいたのです・・・。

Duration:00:08:54

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EP.210「@石垣島 - 其ノ四、パイナップルいっパイ」

4/11/2024
石垣島にはパイナップルがたわわに実っておりますが、石垣島に台湾からパイナップルがやってきたのは1930年と言われています。中華料理では酢豚など、炒め物にもyそくざいとして使われているパイナップル。肉料理にパイナップルというと嫌がる方もいらっしゃいますが、パイナップルは肉を美味しくする秘密の効果があるのです・・・。

Duration:00:08:53

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EP.209「@石垣島 - 其ノ三、ミンサーとヤドカリ・アーマン」

4/10/2024
八重山にはミンサー織りと言うものがあります・ミンサーのミンは「綿」を指し、サーは「幅の狭いもの」ということから「帯」を指すものと言われています。このミンサーには5つの四角の模様と4つの四角の模様が交互に織られています。そしてこの模様には秘められた深い意味が込められているのです・・・。

Duration:00:08:53

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EP.208「@石垣島 - 其ノ二、カブリー!」

4/9/2024
日本の神話ではイザナギとイザナミが国を創ったと言い伝えられていますが、八重山列島では、なんとヤドカリが石垣島など八重山の島々を創ったと言う事になっております。ヤドカリは石垣島では「アーマン」と呼ばれていますが、このアーマンが「カブリー!」と叫んで土の穴から飛び出してきたとか・・・。

Duration:00:08:52